1990 ヴヴレ モワルー
フランスには、甘いワインがあちこちにあります。有名なところでは、ソーテルヌで、貴腐菌が付いて甘くなる(原理は前に書いたと思うので省略)タイプですね。同じタイプでは、アルザスのセレクシオン・ド・グラン・ノーブルもありますし、貴腐の入ったロワールの三大貴腐ワインなんかも・・・他には、遅摘みで、甘くするタイプは、アルザスのヴァンダンジュ・タルディヴがあります。葡萄を干して甘くするなんていうのもあります。ジュラ地方のヴァン・ド・パイユがそのタイプですね。
私の愛するヴヴレにもモワルーという貴腐の入ったワインがあって、とっても好きです。不滅の寿命を持つと言われていて、1900年代前半の物も今でもリリースされていて、何本か持っています。このヴヴレは貴腐の香りが結構あるのに、酸味がしっかりしています。後味にしっかりした苦味が長く続きました。すこし苦味が強いかなぁ・・・甘味は嫌味がない程度にしっかりしていて、美味しいワインです。1990年ではまだまだ若くて将来が楽しみですが・・・不滅だという証明がわかる頃には・・・私は存在しない?
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