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1995 シャトー・オーブリオン

1995chateauhautbrion フランスのボルドーのメドックの格付けで61シャトーがあります。なぜかおまけのように1シャトーが付いています。五大シャトーの中のシャトー・オーブリオンで、メドック地区でなくて、グラーヴ地区で造られています。なぜメドックの格付けに混じったかというと・・・ウイーン会議の時にこのワインが活躍して戦敗国であるフランスを救ったらしいです。”会議は踊る”という映画にもなりました(残念ながら観ていないので、詳細は不明ですが・・・)。ワインが国のを行く末を守ることもあるんですね!

で、シャトー・オーブリオンです。名だたる五大シャトーのなかでも通の受けがいいワインです。シャトー・ラトゥール、シャトー・マルゴー、シャトー・ラフィット・ロートシルト、シャトー・ムートン・ロートシルトと並ぶ素晴らしいワインですが、派手なイメージはなく比較的に手頃な価格で手に入れることができます。熟成するにしたがって、葉巻の香りがするようになるのが特徴です。安定した品質で良いワインですよ!五大シャトーの中では私のお勧めです。

2006 レザム ド ラグランジュ

2006lesarumsdelagrange_2 ボルドーのワインは赤ワインがほとんどです。特に有名な銘柄は、赤ばかりで、白は極甘いタイプがほとんどです。でも、ボルドーのシャトーの人達もボルドー市民の人達も赤ワインばかりを飲んでいるわけではないんです。皆さん夏の夕食には、冷えた白ワインやヴァンムスーが飲みたいわけで・・・最近は有名ボルドーのシャトーでも、白ワインを造り始めています。シャトー・ムートン・ロートシルトはエール・ダルジャンを、シャトー・マルゴーはパビヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴーを、シャトー・コス・デストゥルネルはグーレを、シャトー・ランシュ・バージュはブラン・ド・ランシュ・バージュ・・・などなど。大きな流れになるのかもしれません。

友人たちともんじゃ焼きに行きました。私は京都人なので、もんじゃ焼きは・・・です。ワインを持ち寄りでしたが、結局、全部白!?日本人は本当は白が好き?このワインは、シャトー・ラグランジュが造る白です。シャトー・ラグランジュは、日本のサントリーが資本を入れたお陰で近代化され素晴らしいワインを送り出すようになりました。この白は、樽の香りが豊かで、ほのかな苦味がしっかりした酸味を伴って余韻も長く、良い出来に仕上がっています。いいですねぇ・・・こんな風に美味しい白ワインが増えると良いですね!

1971 シャトー カロンセギュール

1971chateaucalonsegur 私の愛するワインの中でも、名前や逸話で好きなワインがいくつかあります。その中でもソムリエになる前から好きだったのは、シャトー・カロンセギュール!ではその謂れの大切な言葉!を一節(前にも書いた記憶があるのですが・・・)・・・18世紀にこの葡萄畑の所有者だったジャン・ド・ガスクの娘を愛したニコラ・アレクサンドル・セギュール侯爵(当時は葡萄園の貴公子と呼ばれていたそうです。)が言った言葉、”我、ラフィット、ラトゥールを持ちしも、我が心カロンにあり”と言ったんですね!だから、愛した女性の為にハートのエチケットにしたんですね!今では、持ち主も変わりましたが、その気持ちはエチケットと共に今でも窺い知れます。女性を口説くのにも使われますが・・・私には、愛する人への心からの大切な言葉です。

さて、やっぱりいつ飲んだのでしょう・・・私は、このシャトー・カロンセギュールを色々なヴィンテージを12本持っています。すべてのシャトー・カロンセギュールにはハートが描かれていますが、後ろのシャトーの絵が、時代によって微妙に変わっています。(でも、シャトーから樽のまま売り渡されて、ネゴシアンが瓶詰したものにはハートがなくてシャトーの写真を使用しています。樽売りされたワインからは大切なハートが消えてしまうんでしょうかねぇ、寂しいですね・・・)。それを比べて眺めるのも楽しみの一つです。

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1971 シャトー カルボニュー

1971chateaucarbonnieux シャトー・カルボニューです。いつ飲んだんでしょうね?美味しかったからエチケットを残していたんでしょう・・・シャトー・カルボニューは赤も造っていて赤のほうが有名かなぁ・・・でも、私にとっては白の方が印象に残っています。確か最初に買ったオールド・ヴィンテージ・ワインだったような気がします。ボルドーでもこのグラーヴ(フランス語で小石)という地区は、名前のとおり小石が多い土地で、ソーヴィニオンブランの生育に適していますから、五大シャトーのシャトー・オーブリオンの白もレアですが有名です。ガッチリしていて樽の香りも豊かで良いですね!

私には酔っての失敗はないのですが・・・まぁ、ソムリエという仕事をしているので、あってはいけないはず・・・ですが、中には・・・私の友人のソムリエの中にもいるんですよ・・・同じ話を際限なく繰り返すとか、バイクで帰るといって車道に出る前に植え込みに突っ込んだとか、(皆で止めたのですが・・・結果的には飲酒運転でなかった・・・)深夜に車道の真ん中を歩こうとするとか・・・お酒はほどほどに!って、私は本当に大丈夫かしら?

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1990 シャトー ディケム

1990chateaudyquem シャトー・ディケムって、あまーいワイン界のスーパースターです。サリュス伯爵の元で造られていた、貴腐ワインです。ピンセットで貴腐化した葡萄の実を一つ一つ収穫していきます。気が遠くなる作業です。一本の樹から一杯取れるかどうか・・・出来上がったワインは、素晴らしく甘いだけでなく酸味もあり豊かな香りが広がり、ほのかな苦味が長く長く余韻となって残ります。究極のデザートワインかもしれません。でも、このサインは誰のものでしょう?戴いた一本ですが、くださった方も記憶にないそうです。どこかのレストランのオーナーだったかも・・・だそうです。私は7~8年前に伯爵にお会いして、一緒に写真に写っていただいた記憶があります。その時、私のシャトー・ド・ファルグにサインを戴きました。(当時、相続の関係ですでにシャトーの持ち主ではなかった為に、伯爵がオーナーのシャトー・ド・ファルグにお願いしました。)

ワインの中には、酒石酸という成分がありますが、この成分は熟成とともに結晶化して瓶内に溜まっていきます。赤ワインだとルビーのような結晶が、白ワインだとトパーズのような結晶が出来て、キラキラと輝いて綺麗ですよ!稀に出来るのがコルクの内側に付着した結晶がとっても素敵です!以前お店で出していたドイツの赤ワインには、どの瓶のコルクにも付着していたので、開ける前からその話をして抜いた後でお見せするなんてこともやって、受けていました。私がキラキラしていた頃のお話でした。

コネタマ参加中: あなたの中の“キラキラ”した思い出。教えてください。

1970 ボンヌ マール

1970bonnesmares_2 先日、色々溜め込んでいた空のボトルを整理して捨てました。50本近くありまして、中身が入っていれば200万円くらいの値打ちはありそうです。古いものもあり、珍しいものもありました。1959年のワインが10本以上・・・色々飲みましたねぇ・・・まだ空瓶が30本位は残っています。DRCだけでも8本、五大シャトーのマグナムも・・・これがみんな入っていれば、1年は遊んで暮らせそうです・・・

ヴォギュエのボンヌマールは、ブルゴーニュでも三本の指に入るくらいの素晴らしいワインです。昔は、こんなのを飲んでいたんですね・・・でも、残念なことに覚えていないんですよ・・・寂しい限りです。どこかのワイン会で飲んだように記憶していますが・・・さぞかし美味しかったその味を思い出したいなぁ・・・

1981 シャトー ブラネール デュ クリュ

1981chateaubranaire 友人たちが来まして、ワイン会をしました。料理は私が、砂肝のコンフィ、鴨のコンフィのサラダ、新じゃがのローズマリー風味、チリビーンズ、ソーセージのパエリヤ、タルトタタン。どれも得意なので、美味しかったはず・・・ワインは、NVシャンパーニュ(ゴネ)と1997ピュリニー・モンラッシェ(ルフレーヴ)、1990カオールMgとこの1981シャトー・ブラネールでした。しばらくお酒を飲まなかったので久しぶりのワインは美味しかった!

フランスのボルドー61シャトーの一つ、サンジュリアンの4級です。昔はベイシュビルの一部だったんです。28年の熟成でレンガ色の見えるルビーカラー、香りは熟成した紅茶のような香りにわずかにヴァニラの香り、味わいはなめらかで柔らかく、少し酸味がしっかりしていて年月を感じさせます。すでに峠を越えた感はありますが、静かな時の移ろいを感じさせてくれたワインでした。

2003 プルカリ ピノノワール

2003pinotnoirdepurcari 世界にはたくさんの国があります。ワインの生産地も比例してたくさんあります。今では、フランスやイタリアが有名ですが、発祥の地ではなくイスラエルなどの中近東に端を発しているようです。難しい話は別の機会に譲るとして・・・モルドヴァ共和国、ロシアとルーマニアに挟まれた微妙な立場の国にもワイナリーがあります。フランス系品種を主に栽培してワインを造っています。日本にも輸入されているので、ひょっとすると飲む機会があるかもしれませんね。

そのモルドヴァのワインです。去年飲んだと思うのですが・・・あまり記憶にないワインです。私の記憶が確かなら・・・色はしっかりしていましたが、香りのレベルがあまり高くなく香りが少なめで、硬い印象でした。渋みがしっかりしていて、華やかさはあまりなく、あまり豊かな印象はありませんでした。この価格ならブルゴーニュのピノノワールを買いたいかなぁ・・・なんて思いました。今後に期待しましょう!

1976 ヴォーヌ ロマネ

1976vosneromanee 先日、WBCで日本が優勝しましたよね!あの時、なんだか最後の最後に美味しいところを持っていったイチローの為のWBCだったみたいな感じがしましたが・・・その時ヒーローのイチローを見ていて、私は悔しくて悔しくて、涙が・・・理由は内緒にしておきますけど・・・。で、優勝のお祝いのシャンパンファイトいいですね!ちゃんとシャンパンファイトでしたね!日本ではなぜかビールかけるんですよね・・・どうしてビールなんでしょうね?で、そのシャンパーニュの銘柄が私には大きな問題です。何度見ても解らなかったので、DVDに録画して、静止画像にしてコマ送りでやっと解りました!私の大好きなランソンのブラックラヴェルでした。私の昔から大好きなF1は、数年前からマムに替わってやっていますね!ビールと違って、なんだか素敵ですが、でもやっている人は大変、酸度がとっても高いから痛いでしょうね・・・それにアルコール度数も高いので酔うでしょうね・・・まぁ、参加するよりかはゆっくり飲みたいですが・・・

さて、このワインはいつ飲んだのでしょう?記憶にないですが、資料でエチケットを残しておきました。今ではとても珍しい販売形態のものです。今では、造った会社がボトルに詰めて販売するのが当たり前ですが、昔は樽のまま売りに出したりしていました。ボルドーのシャトーでさえ当たり前のように樽で売っていました。私も大好きなシャトー・カロン・セギュールも樽売りをしていたイギリス物を一本持っています。このワインもイギリスのベリー・ブラザースという会社が樽ごと買い取って、自社ブランドで売りに出したものです。最近のプライベートブランドとは少し違う感じですがねぇ・・・ワインの不思議の一つでした。

1962 コルトン プージェ

1962cortonpougets 友人のソムリエ達の飲み会がありました。1962年のソムリエールのお誕生日のパーティーでした。ソムリエばかりですから、行動が変です。ワインのエチケットをじっくり見たあと裏も・・・で、いきなり飲まずに香りを嗅いで、口の中でまわして飲み込みちょっと考える・・・やっぱり変な集団です。みんなでワインを持ち寄ってですから、20本以上のワインが集まっているのでその中には凄いものから?なものまで・・・私はもちろんシャンパーニュでしたが。しかしみんな良く飲む!付き合いきれないので早々に引き上げてきました。

お誕生日の方の生まれ年の赤ワインです。いつものパトロンのおじさんが持ってきてくれたのですが、凄いワインでした。私が開けたのですが、意外とすんなり開けることができ、澱も少なくて状態は上々でした。今でも沢山のワインを送り出している、ルイジャドですので、教科書的な味わいを基本として、うまく熟成した時間を感じさせてくれました。まぁ、20人で分けたので一口でしたが、ちょっとノスタルジックな感じにさせてくれました。

NV フレシネ ロゼ

Nvfreixenetrose いつも素敵なマダムと近所(歩いても1分くらい・・・)の桜で花見をしながら一杯!つまみには、冷凍ですが黒豆の枝豆と砂肝のコンフィ(醤油味をつけて黒胡椒をまぶしたもので結構いける!)で、良かったですよ!ちゃんとガラスのフルートグラスを持っていって、優雅に楽しみました。無理やり桜の花をエチケットに附けられてしまいまして、左がソメイヨシノで、右が八重桜。お花見って良いですね!

お花見には、やっぱりロゼ!外で飲むときは、スペインのカヴァがお勧めです。繊細ではないけどパワーがあるので外で飲んでも負けません。色は濃く、香りもパワフルで、しっかりした味わいが、お花見で飲むのには最適でした。

2004 サンジョセフ

2004saintjoseph フランスでもワインの産地は、たくさんありますが、白の中で私の好きな産地の一つがローヌです。いつもは、アルザスやロワールの爽やかで軽やかなものが多いですが、たまにはしっかりした白も飲みたくなります。そういう時は、ローヌの白に限ります。香りのレベルも強くしっかりした味わいで食事にもぴったりの厚みを持っていて、美味しいですよ!特に好きなのは、ヴィオニエという品種を使った白ワインが・・・香りが抜群にいいんですよ!

サンジョセフです。ローヌの白の中でもあまりネームヴァリューがないせいか、価格は控えめですが美味しい白ワインを造っている産地です。まだ緑色のしっかり入ったレモンイエローカラー、オレンジの皮のような香りにカサブランカのような華やかな香り。コクがありふくらみも豊かで余韻も長く、まとまりには欠けますが主張がはっきりしている美味しいワインでした。

NV モンマルト

Nvmonmarthe 私のシャンパーニュの評価は、少し変わっているかもしれません。まぁ、味が一番なのですが、それ以外の部分にもシャンパーニュの魅力があります。まずは、エチケットの華やかなものが多く、ゴールドを使ったものも多いですね。華やかな席に登場するのでそんなところにも気を配っているのでしょう。お陰で、剥がすのに苦労しますが・・・さらにボトルの形もいろいろあります。多くのプレステージ・シャンパーニュは、色々な形のボトルに入っています。それだけでも見栄えがいいですね。でも、私の老後の楽しみでもあるミュズレ!(シャンパーニュの天辺にある丸い金具ですね!)最近では色々な柄がありコレクションするには最適なんです。コレクションにはいくつかルールを作っています。シャンパーニュのみ、自分でテイスティングしたものに限る!たまに、CHAMPAGNEとレリーフだけのが出てくるとがっかりしますが・・・(ガチャガチャで、いっぱい持ってる敵の雑魚キャラが出た感じ・・・)増えていくのがとっても楽しみです!

良い味のシャンパーニュでした。泡立ちは細やかで、淡いレモンイエロー、グレープフルーツやレモンの皮の香り、爽やかな酸味とほのかな苦味がフレッシュな味わいを活かしています。エチケットはエレガントで、高級そうな雰囲気を漂わせています。ミュズレも無事?柄がついていました。いつ飲んでもシャンパーニュは本当に良いですね!

2006 ブルゴーニュ ルージュ

2006bourgogne_3 フランスワインの格付けって、不思議です。たとえば、有名なロマネ・コンティはAOCではロマネ・コンティですが、ヴォーヌロマネとしても、ブルゴーニュ・ルージュとしても売ることができます。名前に負けているワインや有り余る実力を隠したワイン・・・だから、ワイン選びは難しくもあり、楽しくもあるんですね!

京都にある、私のワインのルーツたるワインショップ(何度も出てきていますが、お勧めのワインショップです!http://www.winegrocery.com/よかったら見てくださいね!ネットショッピングもできます!)でつい勧められて買ったワインです。格付け的には一番スタンダードなクラスですが、味わいは、ワインショップの社長のお墨付きでした。確かにしっかりしたワインの後でも素晴らしいピノノワールでした。しっかりと造ったピノノワールの味わいが、名前以上の実力を感じさせてくれました。濃いルビーカラーで華やかなスミレのような香り、深みをもたらす樽の香り、渋みと酸味が良いバランスをとり、素晴らしい味わいを与えてくれました。

1969 タヴェル

1969tavel 私は、面白いワインが好きです。例えば、シャトー・ローザン・セグラが一時期三角柱の形だったとか。通常甘くないはずの甘いコンドリュー。など・・・普通では手に入らないものなんか、気になって朝から並んだり、オークションで落としたり、これもワインの楽しみかもしれません。

1969年のタヴェルって、まぁありえないでしょう。このワインは、某スイス人の銀行家のワインコレクションが、帰国するという理由で売りに出されたものです。まぁ、味は考えませんでした。価格は内緒ですが、このエチケットに対してお金を払いました。で、ソムリエの友人が来たので、ブラインドで出しました。まぁ、こんなワインが当たる訳はないのですが・・・意外と飲めた、というよりも熟成していて美味しいワインでした。ロゼカラーもそこそこ残っている薄い紅茶色で熟成しすぎた白のような色合いでした。ワインは熟成すると赤も白も同じ色になるという話が納得できる色合いでした。でも、タヴェルはそこそこ早く飲んだほうがいいと思いますよ!

NV グルミエ

Nvgremillet コルクの問題の続きです。コルクの生産については良いとして・・・ブショネの問題は困ったものです。コルクに棲んでいる菌によるワインの腐敗はどうしようもありません・・・それが、100万円もするロマネ・コンティでも・・・例えていうなら、大枚はたいて買った車が納車日に大雨で水没したようなショック!やり切れませんね。でも、スクリューキャップになると新たな金属の資源の問題も出てきます。環境問題やら、資源の問題やら、それなりに大変ですが、なによりもソムリエの見せ場がなくなってしまう・・・

グルミエのシャンパーニュは割りとお買い得な気がします。ちゃんと色々な要素をクリアしている割には、お手頃です。爽やかさがあり、豊かな味わいもあり、泡立ちもしっかりしていて結構良いシャンパーニュだと思います。最近シャンパーニュの価格が、高騰しているのでお買い得なシャンパーニュは希少です。

2000 ヴヴレ ルモン ドミセック

2000vouvraydemisec 環境問題が続きますが・・・コルクの問題も大きいようです。環境破壊といわれていますが、私の知っている限りは、コルクで環境破壊には至らないような気がします。コルク樫の樹は、コルクを取るために切り倒したりしませんし、その実(どんぐりですよ!)で、豚を育てていたりもします。そういった意味では、コルクは良いと思いますが・・・

私の大好きなロワールのヴヴレです。ドメーヌ・ユエの中でも最高の畑の一つル・モンのシュナン・ブランで、ほのかに甘く造られています。2000年ですが酸が綺麗で、若さもありますが、落ち着いた柔らかさも持っていて、快適な飲み心地です。良いですね・・・私の好きな官能的な味わいと言って良いでしょうね・・・シュナン・ブランが好き!

NV ブルーノ ゴビヤール

Nvbrunogobillard 少し、ワイン業界に文句!ボトルの問題が気になります。緑のボトルは再生できないようで・・・ワインのボトルには緑がとても多いのです。特にボルドーは、ほぼ緑です。ワインの消費量の半分がフランス産、その半分がボルドー産と言うことは、少なくともワインの消費量の25%以上は緑のボトルなので、再生できないようです。昔はリサイクルをしていたこともあったそうですが、色々環境に対して言われている中で、少しはエコロジーにも考えて欲しいなぁ・・・なんて思ってしまいました。

で、私の好きなシャンパーニュは、ほとんどのボトルが透明です。長期の熟成を前提としていないので安価な透明なんでしょうね。このシャンパーニュは若々しくてフレッシュな中にも、力強さがあり豊かな味わいでした。若いシャンパーニュは、泡立ちが盛んで見ていても涼やかで良いですね!晴れの日にもよいですが、気持ちを高揚させるのにも良いですね!

1959 エドシック ドライ モノポール

1959heidsieckdrymonopole 私のワインのコレクションの中には、1959年のワインが結構あります。ディナー一回分は、大切に取ってあります。シャンパーニュ、白、赤、デザートと・・・自分の生まれ年のワインで楽しむっていいですよねぇ・・・でも、美味しいかなぁ・・・

生まれ年のシャンパーニュは初めてでした!すでに熟成した白ワインのように泡もなく、熟成香に支配された香り・・・決して美味しいワインとはいえませんが、半世紀近くの時間を楽しむことはできました。でも・・・嬉しかったのは、ミュズレ(シャンパーニュのコルクの先にある金具)にカラーで柄がついていたこと!この時代のシャンパーニュにはほとんど色付きはないですから・・・しかも形状が少し違う!感激!中身より外見に感激した一本でした。

2008 シメイ グランド リザーヴ

2008chimay 今回は、ビール!一緒に飲んでいる相手がビール好きなのもあって、ちゃんとしたビールを飲ませてあげたいなぁと思いまして・・・あまり詳しくはないのですが、ビールは中世から生産されていたそうです。麦芽を蒸して絞った麦汁を醗酵させて造ります。ビールも色々な条件で味が決まっていきます。麦の質、水の質、造り手の能力や情熱などなど・・・ワインと同じですね!最近流行の発泡酒はいろいろありすぎて理解するのは困難ですが・・・ドイツ人が言うには、麦芽とホップと水だけで造るのがビールだそうです。

このシメイは、修道院で井戸水を使い造られているビールで、収益は修道院の運営に当てられています。19世紀から造られているそうで歴史もあるんですね・・・アルコール度数は9%濃厚な苦味とコクを持っています。色は濃いレンガ色で、味わい深いですね!1年に何度か生産するそうですが、この青いエチケットのグランドリザーヴには、ヴィンテージが入っていて、その年によって味わいが違うそうです。なんだか、大量生産のビールとはイメージが違い、味わいも温もりのある豊かさを感じられましたが・・・どうなんでしょうね?

2002 幻 カベルネソーヴィニオン

2002maboroshicabernetsauvignon_2 ワインの情報が書かれているラベルをフランス語でエティケットと言います。マナーと言う意味で使われているエチケットの語源になっているそうです。名札とか値札と言う意味ですが、ここに必要な氏素性が書かれているためにとても大切です。造り手の感性や趣味や主張を伝える場です。よく見ると面白いエチケットが沢山あります。ワインを買うときや飲むときは、注意してみましょう!

このワインは、この日のゲストのご夫妻からいただいた、日本人の私市友宏さんという方がオーナーの手に入りにくいまさに幻のカリフォルニア・ワインです。私の経験からすると日本人がオーナーだと日本民族の個性なのか、とてもバランスの良いちゃんとしたワインを造っているように思えますが・・・さて、このワインのエチケットには、鷲と牡羊が画かれています。この理由がどうやら、シャトー・ムートン・ロートシルト(ムートンは牡羊という意味で、言わずと知れたボルドー61シャトーの中でもトップの五大シャトーのひとつ)とスクリーミング・イーグル(イーグルは鷲という意味で、カリフォルニアの最も凄いカルトワインのひとつ)に我に続けという意味だそうです。なんとも大きく出たものです。そんな風になりたいではなくて、ついて来いですから・・・で、味わいはカベルネソーヴィニオン主体で造っているのですが、すでに柔らかくまとまりがあり、豊かな香りに深い味わいで美味しいのですが・・・カリフォルニアの豪快さやボルドーの繊細さには・・・でも、美味しいワインでしたから、ひょっとすると何十年後かには、世界的なカルトワインになっているかもしれませんね・・・まぁ、頑張ってくださいね!

1959 ニュイ サン ジョルジュ

1959nuitssaintgeorges ワインを飲み始めるとほとんどの方が、生まれた年のワインに対する憧れを持ちます。運良く、見つけられればいいのですが・・・できの良かった年のワインは、結構見つかりますが、価格も結構したりします。逆に、できの悪かった年のワインは価格は安いのですが、めったに見つかりません。幸い私の生まれ年は、20世紀でも五本の指に入る優良年でした。お陰で今でも沢山見受けられます。結構持っているので、最近は何かの折に飲むことにしています。味は、美味しいに越したことはありませんが、まぁ、だめでも自分の人生に思いを馳せてゆっくり楽しみましょう!

フランスのブルゴーニュの赤にも最高のアペラシオンのひとつ、ニュイサンジョルジュです。1959年はとても良い年だったのですが、さすがに下り坂ですから(まぁ、人間も寄る年波には勝てない・・・ですから。)色も淡いガーネットカラーで、タンニンは穏やかに感じられます。熟成した香りと味わいが、自らの人生を思い起こさせてくれます。こんなワインもひとつの楽しみ方ですね!みなさんの生まれ年のワインはどんなワインか知りたくはないですか?

1989 ミュスカデ ド セーブル エ メーヌ シュール リー

1989muscadetdesevreetmaine 友人のご夫妻が、来てくれました。ワインを楽しむと言うのは、素敵ですね!予定の日が決まってからもう楽しいんですね!ワインの選定から始まって、料理を決めて、お買い物に行って、仕込んで、掃除して(唯一苦手としているので・・・あまり綺麗ではありません・・・皆様ごめんなさい!)料理を造って、で、お迎えします。後は一緒に楽しむだけです!お陰で、一緒に酔うので、洗物は翌日になってしまいますが・・・

フランスのロワール地方で有名な白ワインにミュスカデ・ド・セーブル・エ・メーヌ・シュール・リーと言う名前のワインがあります。まぁ、ソムリエでもない限りそんなに簡単に言えないような名前のワインです。でも、名前を理解すれば簡単なのですがねぇ、ミュスカデ・・・白葡萄の品種名、セーブル・エ・メーヌ・・・フランスのセーブル県とメーヌ県、シュール・リー・・・フランス語で澱の上いわば醸造方法。ね!簡単でしょ!(といってもやっぱり覚えにくいですよね・・・)通常は、できるだけ早く飲みきってしまうワインなのですが・・・このルイ・メテローという造り手は、1989年にあまりにも良くできた葡萄なので、長期熟成を目指して造られました。生産量は極わずかで、11年後の2000年に始めてリリースされました。その後は、1995年に造られただけです。味わいは信じられないくらいの白ワインでした。白い花の香りや蜂蜜のような香り、豊かな広がり、長い余韻でした。香りも味わいも素晴らしい!造り手の能力と情熱があれば、良いワインを造ることが不可能ではないという事を見せてくれた一本でした。

1988 ディアマン ロゼ

1988diamantrose 日本人にとっての桜のイメージって、散り際が美しいと言いますが、私は開き始めた桜の花が好きです。咲き始めた桜の花の芯は結構濃い赤色をしているって知っていますか?この色は咲き始めだけです。開くにしたがって色は淡くなり散り始めるころにはなくなってしまいます。皆さんもよく観察してみてくださいね!先日の桜はとっても素敵でした!やっぱり好きな人と見るのがいいですね!TDRのようにアメリカンに管理された美の中にも日本の自然の美がちゃんとあるんですね!

もう一本のロゼのシャンパーニュです。こちらは、アッサンブラージュではなくて、マセラシオンで、造られているようです。マセラシオンは果皮を漬け込むことによって色をつけます。赤ワインを造るのと同じです。ただ、漬け込む時間が長くないので赤くならずにロゼになります。時間が長いほど色が濃くなります。このシャンパーニュは、マセラシオンで色をつけたロゼでしょうね、マセラシオンで造るのは、手間が掛かるので造り手はあまりやりたがりません。1988年すでに20年経った熟成で、色はオレンジ色、泡もしなやかで落ち着いた細かい泡がチャーミングです。味わいは、柔らかく広がりを持って穏やかに心にしみてきます。昔、ある有名なソムリエと某ワインバーで飲んだ熟成したロゼ・シャンパーニュが、あまりにもすばらしかったので・・・熟成したロゼ・シャンパーニュの魅力ってなんて素敵なんでしょうか・・・

NV ムタール ロゼ

Nvmoutardrose 土曜日にTDLへお花見に!昔のTDLにはセンターストリートを抜けた左右に桜は2本だけでしたが、今は、グランドサーキット・レースウェイ(私はいつも渋滞サーキットって言っていますが・・・)のコース横にまだ小さい樹が結構植えられています。好きな樹は、スウィートハートカフェの前の桜の樹が好きですが、まだ五分咲きでした。以前は、スウィートハートカフェはレストランでしたが、お天気のいい日には外で桜を見ながらが、良かったですねぇ・・・この日も中でサンドウィッチを買ってお花見をしながら食べていました。できれば、ロゼのシャンパーニュが・・・

少し前後しますが、先にお花見の話題から・・・お花見にはなんと言ってもロゼのシャンパーニュです。この日は2本飲みました。一本目は、NVのロゼです。華やかなロゼカラーおそらくは、アッサンブラージュ方式で造られています。白ワインに赤ワインを加えて瓶内二次醗酵したものですから、色が鮮やかな本当にロゼカラーで、爽やかさがあり、お花見で飲むのには最高のシャンパーニュでした。でもヨーロッパの人達には、桜は馴染みがあまりないのでしょうか・・・エチケットにも薔薇が描かれています。もしも日本が最初にロゼを造ったら、ロゼカラーではなくチェリーカラーになっていたかもしれませんね!文字通り桜色!

1997 シャトー ラトゥール

1997chateaulatour このたび、銀座にお店を出すことになりました。会員制のワインバーです。会員券は、100万円で、有効期限は、私がやっている限りです。限定100名のみです。営業は、私の気が向いたときだけ、デートが入ると臨時休業です。意外と希望が多く抽選になりそうですので、お早めに!って、今日はエイプリールフール!まぁ、だまされた方はいないと思いますが・・・でも、こんなお店が(臨時休業の件は、ないと思います。)できたら良いなぁと思う4月1日なのでした!

ワインは思い出の63000円のシャトー・ラトゥールです。当時はパワフルで、がっしりした感じで素晴らしいワインでした。渋みもシルキーで豊かな果実味も高いレベルで、さすがにボルドー61シャトーの頂点に立ち他のワインの追随を許さない風格を感じ取ることができました!良いですね・・・年に一度は飲みたいですねッ!

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