NV ユリス コラン
先日の京都で観光地に行ったところは少ないですが、懐かしい場所ばかりで、想い出がいっぱいで・・・時刻を越えて亡き父への想いが溢れてきました。今回の数少ない目的地の中で最も重要な地が大徳寺の芳春院でした。一般の拝観ができないところです。私は昔からお茶会でとてもお世話になっていました(これでも宗名も看板を貰っています)。父も先代の住職にいろいろ教えを貰いに行っていたそうです。20年ぶり位でしたが、とても懐かしく・・・静かな時間が過ぎていきます。御住職に御茶を出していただき恐縮でしたが、精神を清めてくれる場所でした。そうそう、御住職もワインを飲まれるそうで、今度はワインを持って行こう!
で、私の大好きなワインショップが出しているワインバーが祇園にあります。夜はそこへ行っちゃいました。RM(レコルタン マニュピラン)のシャンパーニュを得意とするワインショップのお店ですから、もちろんRMのシャンパーニュが豊富で当然シャンパーニュを飲みました。このシャンパーニュは、ブラン・ド・ブラン、シャルドネだけで造った白のシャンパーニュでして、エクストラブリュットとあるとおりしっかり辛口ですがとても豊かな味わいでした。造り手曰く、個性ある味わいのワインを表現する為に、醗酵は野生酵母(ワインを造っている部屋には、昔からの酵母が住み着いていますから、本来は酵母を加えることが無くても勝手にワインになります。)だけを用い、小樽で熟成させ、清澄や濾過をせずにボトルに詰めます。土壌に含まれる塩分の存在を表現する為に、ドサージュはほとんど加えずエクストラ・ブリュットに仕立てているそうです。まぁ、塩分を感じるかどうかは別にして(ワインを楽しむ時は、テイスティングではないので、繊細なところまでは感じ取れません・・・お店で真剣なテイスティングなんかは無粋ですからね・・・楽しまなくっちゃ!)甘味を感じる事の無い、爽やかでありながら料理にも合う美味しいシャンパーニュでした。
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