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NV マスカットベイリーA スパークリングワイン

Nv 前回のロゼのスパークリングワインがなかなか良かったんですよ。事件の始まりは、もう一本飲みたいなぁの一言でした。買ったのはいつもの京都のワインショップでお願いしたのですが、もう残っていなくて・・・それなら直接ワイナリーから買おう!と思い、HPを見ていろいろ選んで、買って送ってもらうことになりました。今回の事件はここで起こりました。8月の中旬、いくら今年は涼しいとは言え、通常便で送ってくる!?信じられません!こちらが良く見ないで、クール便の設定を見落としたのかとHPを良く見たのですが、クール便の設定自体がないんです。この時期、宅配便屋さんの車の中は、40度さらには50度にさえなりかねません。まぁ、クール便の温度が低すぎるのも問題ですがねぇ。ちょっと無神経すぎる!と思いワイナリーに電話をしてみました。そしたら、ワインには問題ないので年中通常便で出していますという返事でびっくり!それはいくらなんでもおかしいでしょうって言ったら、醸造をしている人が電話にでて・・・やはりワインには問題がないので通常便でという答えでした。ちゃんとしたソムリエだと身分を明かして、ワインが通常便で送られて来るとどうなるかと説明して、さらにはクール便でないと一般のワイン好き消費者はおかしく思いますよ!とちゃんと説明・・・では、今回はクール便でお送りしますという事になり、事件は解決の運びとなりました。(本当は、この間にもいろいろあったのですが・・・)やっぱり、夏場の常温での配達は相当無理があると思うのですが、皆さんはどう思いますか?この話には、後日談があります。その後すぐに、このワイナリーのHPの送料の所にクール便の設定が付け加えられました。って、私のお陰?

さて、そのワイナリーのワインです。赤のスパークリングです。ただ・・・シャンパーニュに赤がない理由の一番は、視覚で最も魅力的な泡が見えないことです。掟破りの赤のスパークリング、案の定ほとんど泡が見えません。これって意味があるのかしら・・・色合いは、紫色の見える濃いめのガーネットカラー。香りは、まさにマスカットベイリーAの香り、日本のワイナリーのワインって見事に果実の香りをそのままワインに反映させていますが、よほどの低温での醗酵なんでしょうね。味わいは、意外と渋味が少なく酸味がしっかりしています。ほのかに甘いのですが、無濾過なので少し雑味も感じられます。味わい的には個性があって良いと思うのですが・・・方向性はどうなんでしょうね???

NV にごりワイン

B 最近のワインに思うこと。最近のワイン業界は、添加物の問題やコルクの問題やボトルの問題など、昔にはなかった問題が時代と共に現れてきてなんだかなぁって思っているのですが・・・健康や環境やエコの問題と現代人が抱えている大きな問題ばかりですよね。昔は良かったなんて思うのは、年のせいなんでしょうかねぇ・・・

日本のワインです。エチケットがなく封紙の形で貼り付けられていましたので長いのですが・・・フランスでは、メトー・ド・リュラルという方式で造られたスパークリングワインです。澱を残すのにこだわって造っている日本のワイナリーのようです。ロゼのスパークリングワインですが、結構澱ができていました。香りは甘い香り、まさに日本人が思う葡萄の香りと巨峰などの種の部分の酸味を想像させる香りと酵母からくる焼いたパンのような香りも。色はしっかりとしたロゼカラー、泡は少なめで優しい感じ。甘さを予感させる香りですが全く甘味がなく、味わいは葡萄の種の周りのような酸味と渋味がチャーミングで、コクもあり意外と美味しいスパークリングワインでした。ところが、なかなかに素敵な味わいだったので、もう一本買って飲みたいと思ったのが事件の始まりでした。でも、これはまた別のお話・・・

NV ルネ ジョフロア ブリュットゼロ

Nvrenegeoffroyzero シャンパーニュの澱を抜いた後に補糖をしないで完成させた物をゼロとかノンドゼとかエクストラブリュットと言います。で、そのゼロのシリーズを一年近くかけて京都のワインショップから送ってもらって楽しんでいます。各シャンパンハウスそれぞれ個性を出す為にいろいろ工夫を凝らしてリリースしています。その中でも、補糖をしないシャンパーニュはまだ新参者ですが、なかなかに好評のようです。飲んでいる人達も単純なブリュットに飽きたのか、シャンパーニュの真価に気がついたのか、いずれにしても選択の範囲が広まり良い傾向だと思うのですが。全く甘味を感じないシャンパーニュって、結構いいものですね!料理にも良く合うし、夏場には冷えたゼロって最高かもしれません。

このルネ・ジョフロアのゼロは、泡立ちは少し賑やかで、色合いはごく淡いイエローカラー、香りはレモンやライムの皮の香りと石灰岩のようなミネラルの香り、味わいはほのかに苦味のある爽やかな味わい。他にも何種類かのゼロを飲んでいますが最も爽やかなタイプでした。でも、コクがない薄っぺらな訳ではなくてそこそこのコクもあって、美味しく楽しめます。とても快適で、夏の暑い日にぴったりなシャンパーニュでした。

NV ペリエ ジュエ

Nvperrierjouet 先日、ソムリエの友人の部屋に行きました。で、近くの河川敷でシャンパーニュを、グラスを持って、シャンパーニュを一本ぶら下げて・・・整備された河川敷の階段に座って、シャンパーニュをポンッ!夜だったのですが、走っている人もちらほら・・・夜の運河を眺めながら、ワインの話にソムリエの仕事の話果ては政治の話まで、もちろん愛する恋人との時間が最高なのですが、たまには男同士のシャンパーニュもいいものです。でも・・・やっぱり恋しい人とのシャンパーニュのほうがいいなぁ・・・

私の大好きなベルエポックを造るペリエ・ジュエのスタンダードなタイプです。ベルエポックは、フランス語で良き時代という意味です。私にとってはアールヌーヴォー(フランス語で新しい芸術)のイメージがとっても魅力的でもっとも好きなシャンパーニュの一つです。エチケットは無くて、エミーユ・ガレのアネモネの画が直接エッチングで描かれています。なんだか時々画が微妙に変わります。ベル・エポックの味わいは、このシャンパーニュだけから感じるようにおもういのですが、ホッとするんですよ・・・私にとっての癒しのシャンパーニュです。で、このスタンダードなシャンパーニュもよく似たタイプです。爽やかさがあり、柔らかさがあり、優美な味わいでホッとさせてくれます。でも、ベルエポックに比べると少しだけ賑やかさがなんだか盛り上がっているっていう感じです。これが、熟成することによって落ち着いた賑やかさになるんでしょうね・・・

1996 エチュード

1996etude 以前にカリフォルニアのワインにはまっていた頃、ワイン会でよくカリフォルニアワインを飲んでいました。フランスのワインに比べると、単純で解り易い味わいの物が多かったので、楽に飲めるんですね・・・昔は、皆同じところを目指してワイン造りをしていたので、品種も赤はピノノワールかカベルネソーヴィニオン、白はシャルドネばかりでした。どれを飲んでみても延長線上に入りそうな味わいばかりであまり印象に残らなかった記憶があります。

さて、熟成したボージョレの後ですから、ちょっとしっかりした物をと思いカリフォルニアのエチュードにしました。いまや秘蔵になっていたカリフォルニアのワインです。生産本数が少ないのと熟成させる感覚がないので、いまや市場にはなく貴重品になっています。私は、赤はエチュードで白はキスラーが好きだったので結構買っていたのですが、もうほとんどなくなってしまいました。当時は、重すぎるような感じでしたが、13年の熟成で柔らかくなりタンニンもしなやかで落ち着いていて、なかなかに美味しい赤ワインでした。カリフォルニアワインの飲み頃は難しいので、この熟成は正解だったかわかりません。でも、私は溌剌とした10年前よりも今の方が良いと思うのですがねぇ・・・

1961 ブルイィ

1961brouilly 何年もボージョレの仕事をしてきたので、ボージョレのワインは結構詳しくなり好きになりました。ちゃんと長期熟成にも耐えうるワインが多いので、もっと評価が高くなって欲しいと思っています。たくさんのクリュがありますが、それぞれに個性があって気軽に楽しむだけでなく、メインディッシュにも対応してくれるワインなんですよ!

そのボージョレの中でもしっかりしたワインを造るので有名な村のブルイィです。1961年!48年の熟成を経てやっと目覚めたワインです。友人が来るという事で出しておかないと・・・と立てたところで、なんと!コルクが中へ落ちてしまいました!でも、引っ張り出して、何とか事なきを得ました。いざ、テイスティング!ちゃんと状態が良くて熟成した赤ワインだったんですよ・・・色合いは、すでに淡くなったレンガ色、味わいは酸味がしっかりして、渋味や苦味は良くこなれていてあまり感じ取る事ができません。久しぶりに柔らかく熟成したワインを味わう事ができました。ボージョレも捨てた物ではないですよ!

NV レ ガリプ

Nvlesgalipesbrut 友人が呑みに来ました。いつものソムリエの友人で、彼が来ると変わったワインを飲むことにしています。何か料理を造って、ワインと一緒に楽しみます。いろいろな話題で盛り上がって、ついつい飲みすぎてしまいます。勉強のつもりで開けたワインですが、そんなことを忘れて飲んでしまいました。

久しぶりにごくごくスタンダードなシャンパーニュでした。マィイのシャンパーニュですから、ピノノワールの比率が高くて重そうですが、それほどではなく爽やかさもあり広がりのある味わいで、取り立てて長所はないですが欠点もなくバランスよく仕立てられていました。そういえばこのシャンパーニュは、CM(コマーシャル・メッセージではなくて)コーペラティヴ・マニュピランで、協同組合が造っているシャンパーニュでした。ちょっと珍しいかも・・・

NV グーデン・ドラーク

Nvguldendraak 初めて行った赤坂サカスですが、ちょうどこのビアレストランのお店の前の壁が大理石で、これが見事に化石がたくさん入っている壁でして、思わず見とれてしまいました。いろいろ探しているうち、フリズナや巻貝の化石の中に混じって、なかなかに美しい渦巻きが残っているアンモナイトの化石を見つけたので写真を撮ってきました。この貝殻(特に二枚貝)の化石がワイン用の葡萄にとっても大切なものなのです。気の遠くなるほどの昔、まだ哺乳類がようやく現れ始めた頃、陸には巨大な恐竜が闊歩し、海に大型魚類や貝類が大繁殖していた時代がありました。その時代の大量の貝殻が化石になって、地層が白くなるので白亜紀と言います(中学校の生物の授業で出てきますね!)。白の品種、とりわけシャルドネは、この白亜紀にできた石灰岩土壌で実力を発揮します。シャブリなど、ミネラルの香りが魅力的な美味しい白ワインが出来るところは、ほとんどがこの白亜紀の石灰岩土壌なんですよ。

昨日に続いてビールです。オレンジピールの香りが甘く誘ってくれる、見るからに濃厚なこのビールもアルコール度数が高いので要注意です。色は濃いダークカラーで重厚感があります。味わいはとっても濃厚で、ほのかな酸味に心地よい苦味がしっかり、甘味も柔らかく豊かです。しっかり重みがあるので、ドイツのソーセージやハムなどにも良く合いそうです。エチケットがなんだか素敵ですね!黒字に金色のドラゴン型をしたヴァイキング船なんでしょうかねぇ?

NV トラピスト ロシュフォール

Nvtrappistesrochefort ソムリエの友人に急に呼ばれまして、赤坂サカスへ!その中のベルギービール専門のビアレストランへ!いろいろなタイプのビールが50種類くらいあるそうです。日本のビールは、ドイツ人に言わせるとビールでないとか、麦芽とホップだけで出来ているのがビールだそうで・・・米が入っている物はビールじゃないそうです。(日本でも最近は麦芽とホップでできている物も増えましたね)たまには、ビールも飲むんですよ!好きなのは、黒か白!味の濃いダークカラーのビールと上面醗酵の乳酸菌がまだ生きている少し酸味のあるホワイトビールが好きなんですよ!

このビールは、修道院で造られています。で、トラピストビールのことを少し・・・現在、正真正銘のトラピスト・ビールは世界で7箇所だけ、ベルギーにはそのうち6箇所あります。左下のマークがトラピスト会のマークです。いくつかの制約がありますが、修道院の敷地内で醸造されている事、醸造の権限が修道士達にある事、販売の収益は、修道院の管理運営に使われる事など、意外と難しいですね。味は、熟した果実を思わせる甘味があり、複雑な味わいのダークビール。ベルギーで最もアルコール度数の高いビールの一つです。11.3%もあるので、ワインとあまり変わりませんね。飲みすぎ注意!

2007 リースリング

2007riesling 良い飲み友達と飲むワインは、美味しいだけでなくとても楽しい時間にしてくれます。でも、本当はとっても大切な女性(回りくどい言い方ですが用は恋人ですね!)と飲む時ほど楽しく美味しいワインはないと思います。一応のテイスティングをして、後は楽しむだけ!美味しい物の話とか一緒に行ったところの話とかで、楽しくて心地よくて・・・やっぱり好きな人と飲むワイン(特にシャンパーニュ!)が一番美味しいですね!ただひたすらに楽しむのも、意外と造り手の意図や情熱が伝わってきたりするかもしれません。

マルセルダイスは、とても情熱を持ってワインを造っています。以前は少し行き過ぎだったように思いますが、最近は肩に力が入らずに良い感じの仕上がりになっているように思います。星の運行で収穫日を決めたりしていましたから・・・わずかに緑色の残る淡いイエローカラー、レモンやグレープフルーツの皮の香り、味わいは爽やかさだけでなくとてもミネラル感がしっかりして、少し硬いイメージを受けました。リースリングらしさよりもアルザスらしい一本だったような気がします。

NV クレマン ダルザス

Nvcremant_dalsace 良い飲み友達と飲むワインは、美味しいだけでなくとても楽しい時間にしてくれます。一人で飲む時は、いろいろ考えながらだったりするので、たとえ良いワインでも美味しくなかったりします。それ以外にとても勉強になります。ソムリエの友達と飲む時は、最初は真剣に・・・でも、いろんな話になって、時間が経つのを忘れてしまいます。エキスパートの友人と飲む時は、大概良いワインを飲ませてもらうので、自分の中でちょっとだけテイスティングして、後はいつも昔の話と共に楽しんでいます。いろいろなワインを考えながら飲むのですが・・・それなりのレベルに友達と飲むワインは、ワインの評価やコメントだけでなくサービス方法などなど、勉強になります。こんな機会を持つのもソムリエとして良い経験になります。でも、本当は・・・to be continued

私はシャンパーニュが大好きですが、クレマン・ダルザスも大好きです。この、クレマンも定評のある造り手のルシアン・アルブレヒトですからとてもよいクレマンでした。アルザス地方の石灰岩土壌で栽培されたピノブランのファースト・キュベ(一番絞りです)のみを使用して、シャンパーニュと同じメトー・ド・トラディショナルで造られています。若さがはじけるような賑やかな泡が誘ってくれます。華やかな香りだけでなくしっかりしたミネラルの香りがします。味わいは、レモンやライムのような爽やかな酸味がしっかりしていて、コクと広がりがあるのに重さをあまり感じられません。ピノブラン種自体は特徴が少ない品種ですが、きちんと栽培された葡萄本来の実力でバランスが取れて仕上がっているようです。あまり注目されない品種でもちゃんと造ればいいワインになると言う見本のようなクレマンでした

2006 シャルドネ

2006chardonnay 京都から帰ってきて思う事は、私の生まれた京都(生まれてから49年間、現在も京都市民です!)は、1200年を超える歴史が息づいていて、日本の文化の中心であったということ・・・素晴らしい所で生まれ育ったんだなぁって思いました。そういえば、私の通っていた小学校にもとても由緒正しい事が・・・私の通っていた小学校は本能小学校、場所は元本能寺町にありました。(現在の本能寺は寺町にありますが、元々は私の通っていた小学校の場所にありまして、その為に元本能寺町と言う町名がついてます。現在は過疎のために廃校になってしまいましたが・・・)夏の夜になると織田信長の首の幽霊が出ます。残念ながら?私は会った事がないですが・・・(ちなみに明智光秀の首塚も三条通白川に・・・)他にも石川五右衛門が茹でられた釜(って聞いたのですが、ちょっと怪しい・・・)も私の実家からすぐ近くに置かれていました。現在は立看板だけになってしまいましたが。(その釜が有ったところは釜座町って言います。ちなみにかまんざちょうと読みます)他には、弁慶が鞍馬山から投げたと言う岩(巨大なのでまさかとは思いますが・・・)それと、新撰組の壬生の屯所も・・・生まれ育った地は日本の歴史でいっぱい!そんな千余年の都に抱かれて大切な人との三日間はとてもとても幸せな時間でした。

歴史のある所だけが素晴らしいとは限りません。アメリカのオレゴン州でワインが造られるようになったのは極最近ですが、結構いいワインを造っています。元々はピノノワールを栽培し始めたのですが、最近では他の品種も造られるようになりました。このワインもオレゴンで造られているシャルドネの白です。さすがにアメリカのワインだけあってパワフルな味わい。爽やかさはあまりなく、しっかりした樽の香りが豊かに広がります。重みのある少し高めの温度で楽しみたいワインです。でも、一緒に飲んだ友達はお気に召さなかったようですが・・・

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