1989 ギィ ミシェル トラディション
久しぶりにジョエル・ロブションに行ってきました。昔、恵比寿ガーデンプレイスができた当時のタイユヴァン・ロブションの頃に行ったことはあります。あの頃は人気があって予約が取れずにキャンセル待ちをしてようやくでした。日本版のミシュランで三ツ星を獲得したそうで、今回も土曜日と日曜日には予約が取れずに月曜日に行きました。まぁ、混んでいないので月曜日でよかったと思います。11時30分のランチタイムのオープン少し前に到着して、ウエイティングで、まずは食前酒をカンパリソーダで一杯(私はなぜか、いつも食前酒はカンパリソーダ)。席について、メニューとワインリストを見始めましたが、ワインリストに目を奪われオーダーに時間がかかってしまいました。メニューのお話はまた別の機会にするとして、ワインリストがなかなかに面白くて、この日はシャンパーニュの項目を見るだけで終わってしまいました。シャンパーニュだけで140点位あって(7ページに及んでいました)脈略なく並んでいるものですから一通り見るだけでも大変です。友人がこのお店のソムリエと知り合いだったので、いろいろと相談しながら楽しく選ばせていただきました。(ちゃんと連絡していただいていたのか、良い席だったように思います。感謝です!)でも、このお店のワインリストはワインに詳しくないと全くわからないだろうし(全部が原語でした)、詳しければ詳しいで楽しくて目移りして選べないという、不可解なワインリストでした。私は嬉しいぞぉ!
ソムリエと一緒に時間をかけて選んだ一本目のシャンパーニュです。推定ですが、レストランの開店当初からあった物のようで、最後の一本だそうです。1989年のシャンパーニュですから充分に熟成していました。色合いは、紅茶の葉の色を思わせる茶色がかったゴールドカラー。香りは、すぐきの漬物のような香りが支配的で、わずかにミネラルの香りも感じ取れました。味わいは、穏やかに熟成したシャンパーニュの味わいそのもの、わずかに苦味と乳酸菌からくる酸味、熟成による豊かな広がりを持って楽しませてくれました。久しぶりに熟成したシャンパーニュの懐の深さを経験できました。美味しかった!
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