2006 リュリー
国立新美術館は、今までの美術館とは違うコンセプトで成り立っています。収蔵品を持たずに常設展示を行っていないので、今回のルノワール展のように特別展だけを催しています。それ以外には個展用の部屋や会議室にも使える部屋もあります。特筆すべきは、ちゃんとしたレストランも建設時から企画されて、ステムのないワイングラスのようなスタイリッシュな外観のレストランが美術館内の空間に存在します。とても良く考えて造られているようで、食べ物の香りが外に出ないように造られているそうです。ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼはフランスのリヨンで三ツ星を持つポール・ボキューズが世界で初めてブラッスリーを出店、カジュアルな中にフランス料理の真髄が垣間見える、素敵なレストランでした。
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というわけで、ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼで昼食をとりました。ワインリストと呼べるほどの種類はないのですが、なかなかによく考えられたワイン達が待っていてくれます。前回のドモワゼルなんかは捻りが効いていて素敵でした。後は、リュリーで楽しみます。ちゃんとしたギャルソンがいたりして、ついつい長くなってしまいました(風貌はさえないのですが、人当たりも良く、少し変わった希望にも対応し、なかなかに良いサービスをしてくれて、ちょっとびっくりしました)。で、今回のワインは、二本目に楽しんだ、フランスのブルゴーニュのシャロネーズ地区にあるリュリーです。シャルドネを100%使い、しっかりした果実味の白ワインを生産している場所です。今回のリュリーもイメージ通りで美味しくいただきました。色合いは、輝くゴールドカラー。香りは、マーマレードのような柑橘類の香りとミネラルの香りで樽の香りはわずかに感じ取れるくらいです。味わいは、爽やかな酸味と柔らかな酸味を感じ、コクもあり、味わいにボリューム感があり、とても豊かに楽しめました。料理も場所柄を考えれば、充分に美味しく、美術館に行かなくても行きたいお店でした。
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