NV ギィ シャルルマーニュ
小諸ワイナリーバスツアーの続きの最終回です。畑の葡萄は丁寧に摘み取られたあと運ばれてきます。その後、選果、破砕、搾汁、醗酵、熟成、瓶詰、出荷されます。小諸ワイナリーには、ドイツ製の破砕機や除梗機がピカピカに磨かれてありました。その中で私が気になったのは、ジャイロパレットという機械。シャンパーニュの製造過程で澱を瓶の口辺りに集める作業があり、最近まで専門の職人の手によって瓶を動かして回してきました。この作業をルミアージュ(動瓶)と言い、それを機械化したのがジャイロパレット。パレットに入れたままの瓶をジャイロを使って動かしていきます。最近はほとんどのシャンパーニュのメゾンが採用している方法で便利になったものです。日本でもシャンパーニュと同じ方式のメトー・ド・トラディショナルでスパークリング・ワインを造るようになったなんて感激ですね!小諸ワイナリーはとても清潔で先進的な設備を持ち、丁寧にワインを造っているようです。日本のワインのレヴェルも高くなりブルゴーニュワインに勝るとも劣らない品質を備えるようになりました。ただ問題なのは、農地や設備や人件費がヨーロッパよりも高く、価格にダイレクトに反映しているような気がします。これで、価格が落ち着いてくれるのなら、飲みたくなるのですがねぇ・・・
小諸4の画像を[いろいろ]に掲載中です!
私が御贔屓にしているワインショップに銘柄を間違えて送られてきたらしい日本初登場のシャンパーニュです。色合いは、輝くイエローカラーで、泡立ちは穏やかにゆっくりと立ち上ります。香りは、柑橘系の花の香りにほのかなミネラルの香り。味わいは、フレッシュな果実味が豊か、ノン・ドサージュのためかシャープでキレがよく、爽やかな酸味もしっかりで気品のある味わいでした。シャルドネ70%にピノノワール30%と軽快さに厚みが加わりなかなかのシャンパーニュです。ギィ・シャルルマーニュは、マロラクティック醗酵をしないので重すぎずキレの良いシャンパーニュが多く、どれをとっても私の好みに合っていて気に入っています。
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確か・・・どこかにRMではありませんがって表記があったような気がしますよ・・・
調べておきますね!
投稿: カオール | 2010年11月 5日 (金) 22時21分
そしたら京都の某ワインショップにも指摘してあげなきゃ(笑)
HPにRMで紹介されてるんで。
それとも大ざっぱにいうと、SRもRMも似たようなもの?なのかしら~
投稿: シャンパーニュ大好きっ子☆ | 2010年11月 5日 (金) 22時19分
良く見つけましたねぇ!
Societe de Recoltant ソシエテ・ド・レコルタンです。
葡萄栽培業者団体の略です。
農協みたいなものですか・・・
エチケットは地味というか、シンプルでクールだと思いますよ!
投稿: カオール | 2010年11月 5日 (金) 21時57分
うんうん♪
コレは想像してた味(エチケットが地味だから…笑)よりも、
はるかに美味しかったっ\(^o^)/
で、今さらかもだけど・・・。
エチケットの拡大画像をみてふと気がついたコト。
ギィ シャルルマーニュってRMかと思ってたんだけどSRなの?
投稿: シャンパーニュ大好きっ子☆ | 2010年11月 5日 (金) 21時42分