2007 クレマン ド ジュラ
最近TVのJR東海のCMで新薬師寺をよく見ます。昨年、新薬師寺へ行って国宝の十二神将を久しぶりに見ることができ、心が洗われるように感じました。新薬師寺におられる十二神将の神々のお姿からは、ほとんどの彩色が失われています。最近になって最先端のCGを使って天平時代の彩色を再現された伐折羅(バザラ)大将は、それはそれは極彩色の煌びやかな鎧をまとったお姿で凛々しく剣を構えておられたようです。元呉服屋だった頃にこの神々の鎧の模様と同じような柄の天平文様の袋帯を扱ったことも懐かしい思い出です。もう一度、御本尊の薬師如来様は勿論、この十二神将の神々にもお逢いしたいと切に思います。
極彩色の伐折羅大将はJR東海のHPで!http://nara.jr-central.co.jp/index.html
新薬師寺の書籍の画像を[いろいろ]に掲載中です!
白ワインが好きな私にも苦手な白ワインがあります。それがフランスのジュラ地方でシェリーのような特殊な造り方をするヴァン・ジョーヌ(黄色いワイン)で、75ヶ月の長い樽熟成の間に補充をしないで産膜酵母によるナッツのような風味をつけた白ワインです。この香りが苦手でジュラ地方のワインには馴染みがありませんでした。行きつけのワインショップで、ヴァン・ジョーヌの造り方とは違うジュラ地方のヴァンムスーですよ!ということなので飲んでみました。ちなみに科学の歴史に出てくるジュラ紀というのは、このジュラ地方の地層から発掘された化石に基づいてつけられた名前です。シャンパーニュ地方でも使用する黒葡萄ピノノワール100%のロゼのスパークリングワイン。色合いは淡いオレンジ色のニュアンスのあるロゼカラーで、泡立ちは細かく長く続きます。香りはベリー系のフルーティーな香りと酵母からのイーストの香りがアクセント程度にあります。味わいは、柔らかな酸味とほのかな苦味、ドサージュは少なく甘味はごくわずかです。重さはないものの豊かなコクと広がりを感じ、快適な飲み心地でした。これならジュラのワインでも楽しく飲めそうです!
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