NV いりおもて
休日、柳橋編のおまけ。神田川の最下流に架かる柳橋の袂に小松屋という有名な佃煮屋さんがあります。なんともすごい立地条件で、裏から見ると完璧に神田川の上に建っていて、すぐ下には釣船がつながれていたりします。現在も営業しているので、あの大地震でも大丈夫だったんだぁと思わず感心しました。佃煮は、昔からの製法を守り醤油、味醂、砂糖だけを使い、真空パックでもないのに常温で一か月以上もつそうです。冬季限定の“生のり佃煮”と“特撰かき佃煮”、定番の“一と口あなご佃煮”と“もろこ佃煮”の4点を購入。味わいはそれぞれ風味が生かされていますが、見事にしっかりした味付けで、ほんの少しでご飯を何杯もいけそうです。この伝統の味は、一度は試してみる価値があるかもしれません。
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ご飯に乗せても美味しい佃煮は、日本酒との相性もぴったり、でも泡盛とのマリアージュも最高。アルコール度数が高い泡盛は、少し水で割っても美味しいのですが、ストレートやオンザロックで香りもゆっくり楽しみたいものです。お湯割りだと沸点の低いアルコールがファーストアタックで来て、微妙な香りが分かりにくくなることがあるので避けています(実はそういった意味で温かいお酒が苦手です)。どの泡盛もほとんど同じ原材料と製法なのに、造り手によってそれぞれ違いのある個性豊かな香りと味です。イリオモテヤマネコがなんとも可愛いエチケットのこの琉球泡盛は、西表島の水を仕込みに使い独自性をだしています。色合いは、無色透明。香りは、アルコールの力強さに炊き立てのご飯のような香り、透き通った水の香りが一番ピッタリかもしれません。味わいは、最初にアルコールの甘味を感じ、別の本来持つ旨味が広がります。何よりも水の良さから素直さを感じます。テレビも消して、蝋燭の明かりなどで静かに楽しみたい泡盛でした。
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