1989 ボンヌゾー
伊豆稲取番外編 伊豆稲取で自ら収穫したニューサマーオレンジと甘夏を使い、チャリティー・ワイン会のお土産にするためにマーマレードを作りました。見た目は良くないですが、十分に熟した果実をよく洗い、皮と果肉に分けます。皮は薄く切り、果汁を搾ります。皮の苦味を減らすために皮を一度茹でこぼします。その後、果汁と一緒に砂糖を加えて煮汁が透き通るまで煮詰めます。甘味や煮詰める硬さ(あまり煮詰めると冷えた時に固くなってしまいます)はお好みです。市販されているマーマレードは、皮を2~3回茹でこぼし、甘味のほかにペクチン(粘度を高めるため)、酸味料、香り付けのリキュールなどを加えます。でも、素材をそのまま味わいたかったので小細工なしの作り方で、おかげでフレッシュ感のある爽やかで甘味の少ないマーマレードが出来上がりました。小さな瓶に詰め、可愛い袋に入れてチャリティ・ワイン会にお越しいただいた方々にお土産としてプレゼント!(美味しかったかしら?)今朝も少量のバターと共にパンに乗せて食べましたけど、我ながら完璧なマーマレードでしたよ!
マーマレードの画像を[いろいろ]に掲載中です!
チャリティ・ワイン会でのワイン達その7。チャリティ・ワイン会最後のワインは、フランス・ロワールの三大甘口ワインの一つのボンヌゾー(あとは、コトー・ド・レイヨンとカール・ド・ショーム)、私的にはコトー・ド・レイヨンの替わりにヴヴレ・モワルーだと思うのですが・・・(理由は、コトー・ド・レイヨン地区の中にボンヌゾーとカール・ド・ショームがある為です)色合いは、オレンジ色を基調とした深いイエローカラー、軽そうな澱が少し見られます。香りは、オレンジやポンカンをコンフィにしたような香り。糯米を蒸したような香り、わずかに貴腐菌の香りも感じます。味わいは、おだやかな酸味に爽やかな酸味、貴腐特有のほのかな苦味、何よりも豊かな甘味がデザートワインとしての本領を見せてくれています。このロワールで造られる貴腐ワイン達は、ボルドーの貴腐ワインとは違い、苦味が少なく酸味が豊かに残ります。私は、甘口ワインの中ではこのロワールの貴腐ワインが最も好きです。今回のチャリティ・ワイン会に使用したワインのエチケットは、ご希望があれば差し上げますのでご連絡ください。
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