1994 シャトー ジスクール
イタリアのカポナータとフランスのラタトゥイユの違いって分かりにくいですね。調べてみましたが、味付けに酢を使うかどうかが差のようです。今回はワインヴィネガーを加えたのでカポナータになりました。ほんの少しのオリーブオイルでニンニクを炒めた後、タマネギ、を加えて透き通るまで炒めます。ローリエ数枚(ベランダで栽培中の生葉)、ズッキーニ、パプリカ、マッシュルームを入れて煮ます。この時点で野菜からの水分がでてきてスープのようになります。ここでバルサミコとほんの少しの塩を少し加えてさらに加熱。最後にナスとトマトを加えてしばらく煮込んだら火を止めて冷まします。私の場合は、よく冷やして食べる直前に熟した生のトマトを刻んでバジルの葉(これもベランダで栽培中のフレッシュなもの)を乗せて出来上がり。いっぱい作ってたっぷり食べれば、夏バテに疲れた体に沁み込んでくると思いますよ!
[いろいろ]に“カポナータ1”“カポナータ2”の画像を掲載中です。
前回の続きで、ワイン会のもう一本の主役、ボルドー・マルゴー村の1994年シャトー・ジスクールです。色合いは、オレンジ色が見え始めたガーネットカラー、粘着性がしっかりあり、細かな澱が少し沈んでいます。香りは、インクのような香りと古い辞書のような香り、古漬けのような香り、カシスやミルティーユを干した香り、味わいは、酸味がしっかりとあり、落ち着いた渋味も十分にあります。余韻は苦味が長く続きます。幾分閉じたニュアンスが感じられるのでデキャンタージュしてもよさそうな赤ワインでした。このヴィンテージのシャトー・ジスクールは随分と飲みましたが、ボトルによるコンディションの差が気になります。熟成が進んでいたり閉じていたり開いていたり、ソムリエとしては予測が付きにくく扱いが難しいワインのように思います。今回はまぁまぁ平均的でしたので安心しました。
« 1994 シャトー カルボニュー ブラン | トップページ | 悲しい事 »
「VinRouge」カテゴリの記事
- 2020 ボジョレ ヌーヴォー(2020.12.03)
- 2011 ヴォルネイ プルミエクリュ(2020.02.20)
- 2010 シャトーヌフ デュ パプ(2019.05.16)
- 2007 コート・ド・プロヴァンス ルージュ(2019.05.09)
- 2014 ネッビオーロ ランゲ(2017.11.02)
コメント