2006 紫鈴
友人のお誕生日パーティーの続きです。前菜、サラダの後は、牛ばら肉の赤ワイン煮と魚貝のパエリヤです。牛ばら肉を大量のタマネギと赤ワインでゆっくり柔らかくなるまで加熱したものに、さらに特製のソース(以前ベーコンの赤ワイン煮を造った時の)を加えて煮込みました。ガロニには、フランス産ジロルのソテーとジャガイモ、スッキーニのチーズ焼きを添えて。パエリヤは、アサリをワイン蒸しして作った出し汁を使い、浦安魚市場で仕入れてきた蛤、烏賊、特大の海老を加えて炊きあげました。魚市場で買うときは少し小さいかなぁと思っていた海老、いざ調理する段になってみるととんでもない大きさで思わず大笑い!おかげで豪華なパエリヤが出来上がり、素敵なマダム達にとっても喜んでもらえました。
[いろいろ]に“ハッピー バースデー!”の画像を掲載中です。
カリフォルニアで日本人が造る、手に入りにくいケンゾー・エステートの紫鈴(リンドウ 通常は竜胆と綴りますが、オーナーの思い入れがある字なんでしょうね)を3本目に選びました。色合いは、底が見えないほどの濃い青みをおびたガーネットカラー。粘着性も高くアルコール度数も高そうです。香りは、伽羅や白檀の香り、干したミュールやミルティーユの香り、わずかに干した牧草の香り。味わいは、一瞬の甘味と酸味を感じた後、しっかりしたタンニンの渋味とエスプレッソのような苦味を感じます。とてもインパクトが強く余韻も長いのですが、味わいに単調さを感じます。もう少し熟成させれば複雑性が出てくるかもしれませんね。この手の評価の高い赤ワインは、凝縮感が強く味わいが濃いのが特徴ですが、私にとってはへビーで持て余してしまいます。もう少し複雑性があり重すぎないピノノワール主体のワインが好きだなぁ。
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