2005 パシュラン ド ヴィックビル
アラン・ブリュモン メーカーズディナー編最終回 今年の葡萄の出来は良くて、ゆっくりと何回にも分けて収穫できたそうです。特にパシュラン・ド・ヴィック・ビルは12月まで掛けて遅摘する予定。エチケットには、10月11月12月の3ヶ月に別けて収穫した葡萄をアサンブラージュしたと表記してあります。ワイン造りに置いて最も大切な収穫時期が無事終わるとホッとするのでしょうね!
それにしても、アラン・ブリュモンさん御夫妻はとっても仲が良さそうです。日本へ来て何回もワイン会をしている間中一緒なんですよぉ。12歳も年が離れているそうで、ちょっと羨ましい・・・そうそう、アラン・ブリュモンさんは結構そそっかしいらしく、iPodを新幹線の中で落としたり、今回の会場でもクレジットカードを落としたり、でもちゃんと手元に帰ってくるのは日本人が正直で優しいからだと褒めてくださいました。何度訪れても居心地のいいレストランで温かい人達との出会いがあり幸せなワイン会でした。
[いろいろ]に“メーカーズ ディナ-6”の画像を掲載中です。
ガスコーニュ地方の伝統的な菓子に合わせて注がれたワインは、遅摘みで豊かな甘味を持つ、シャトー・ブスカッセのパシュラン・ド・ヴィック・ビル。セパージュは、プティ・マンサン100%。色合いは、濃いイエローカラーで粘着性はとても高い。香りは、マスカット、メロンやアナナスのようなフルーティーな香り、オランジュの蜂蜜、わずかにシナモンのような香りも感じます。味わいは、とても強い果実味を初めに、さらに甘味が飽きないような豊かな酸味を感じます。貴腐は入っていないので苦味はほとんどありません。まるでフルーツ果汁の柔らかいジュレのような感覚で、甘味を控えめにしたデセールに合わせても快適に楽しめます。ソーテルヌの貴腐葡萄で造った高貴な甘さもいいですが、フレッシュな酸味を残したパシュラン・ド・ヴィック・ビルも素敵ですね。
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