NV 若松の昔
京都にある行きつけのとっても美味しい京料理店、そのお店からお取り寄せした栗の渋皮煮をお正月に開けて、お抹茶のお共にいただきました。栗の硬い皮をむきしばらく水に漬けて置くと渋皮が軟らかくなります。できるだけ渋皮を取り除き、何度か煮こぼして渋が抜けたら砂糖を溶かして煮ます。素材としての栗が良くないと栗の味が残りませんし、途中で傷つけても商品になりません。とても丁寧な仕事を必要として、手間と暇が掛かる工芸品のようなお菓子です。ひと口で食べてしまうのが惜しいくらい繊細な味で、抹茶とも良く合いとってもほっこりしました。
[いろいろ]に“お抹茶と栗の渋皮煮”の画像を掲載中です。
京都ではとても歴史のあるお茶屋さんのお抹茶で、価格的には通常販売されている物の中では最上位のもので、お濃茶にしても十分楽しめるレベルです。特に今回のは、迎春用です(どこが違うのかは不明)。色合いは、とても鮮やかな若草色で点てるととても細かくクリーミーな泡が立ちます。香りは、爽快感のあるフレッシュな若葉の香りが豊か、よくある抹茶の香りとは次元の違うふくよかな香り。味わいは、渋味はほとんど感じられず、穏やかな苦味と深いコク、まろやかな味わいと爽快感があふれんばかりです。濃いめに点てるとお濃茶のようで、心に沁みます。
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