今回は、全ての山鉾を巡り集めた画像を総集編という形でお送りします。これを見れば、宵山の雰囲気を楽しんでいただけるのではないかと・・・ それでは、どうぞ!
(当日見た順番 巡行時の順番 山鉾名(画像へリンク) 参観案内書より引用の説明文)
十四日の宵山に訪れた山鉾
01 01 長刀鉾 鉾先に疫病邪悪をはらう長刀をつけている。
この鉾は古来くじ取らずで必ず巡行の先頭を行き、
生稚児の乗るのも現在この鉾のみである。
02 20 保昌山 平井保昌が、和泉式部のために紫宸殿の紅梅を
手折ってくる姿をあらわしている。
縁結びのお守りを授与。
03 18 白楽天山 唐の詩人白楽天が、道林禅師に仏法の大意を
問うたところ。前懸は十六世紀の毛綴である。
04 17 鶏鉾 中国尭の時代に天下がよく治まり
訴訟用の太鼓も用がなく鶏が巣を作った故事による。
見送りは、十六世紀ベルギー製作の毛綴で
重要文化財。
05 13 菊水鉾 町内にあった菊水井戸にちなんで名付けられ
鉾頭には金色の菊花をつける。
昭和の鉾としての偉容を示している。
06 08 占出山 神功皇后が、鮎を釣って戦勝の兆とした故事。
前懸と胴懸は日本三景を描いた逸品。
安産のお守り授与。
07 03 霰天神山 京都に大火があったとき、霰が降り猛火は
消えたが、そのとき天神様を祀ったのが
起こりである。火除けのお守り授与。
08 19 山伏山 ご神体の山伏は、昔、八坂の塔が傾いたとき、
法力によってなおしたという
浄蔵貴所の大峰入りの姿をあらわす。
09 08 橋弁慶山 弁慶と牛若丸が五条大橋で戦う姿を
あらわしている。これら人形には永禄六年の
古い銘があり貴重である。
10 03 鯉山 中国の龍門の滝を上る鯉の勇姿をあらわしている。
前懸、胴懸、水引、見送等は一六世紀の毛綴で
重要文化財。
11 27 浄妙山 三井寺の僧兵筒井浄妙と一来法師の奮戦の
一瞬を見事な人形組でとらえている。
鎧は重要文化財である。
12 28 黒主山 歌人大友黒主が桜の花をあおぎながめている
姿である。御神体は寛政元年の作である。
13 32 役行者山 修験道の祖、役行者が一言主神を使って、
葛城と大峰の間に石橋をかけたという
伝承による。
14 26 鈴鹿山 伊勢の国鈴鹿山で、人々を苦しめた悪鬼を
退治した鈴鹿権現を女人の姿であらわしている。
胴懸は一八世紀中国清朝の作である。
十五日の宵山に訪れた山鉾
01 31 八幡山 八幡宮を山の上に勧請したもので、
その小祠は江戸時代の天明年間製作になる
総金箔の美麗なものである。
02 25 北観音山 楊柳観音像と韋駄天像を安置する曳山。
見送の紅地百子喜遊図は十七世紀中国
明朝の優品。飾金具はいずれも豪華である。
03 29 南観音山 楊柳観音像と脇侍の善財童子像を祀る
曳山で柳枝を付ける。
新しい見送りは加山又造筆の龍王渡海図。
他にペルシャ絹絨毯の貴重な旧前懸がある。
04 21 放下鉾 「天王座」に放下僧を祀る。鉾頭は、日、月、星が
下界を照らす形をしている。
05 02 郭巨山 郭巨が黄金の釜を掘りあて、
母に孝養をつくしたという故事による。
06 04 蟷螂山 かまきりと御所車の車輪が動くなど山鉾として
唯一のからくりがほどこされている。
07 15 四条傘鉾 傘の上には御幣と若松を飾る。
踊りは棒ふりなど子供八人が演じる。
08 16 芦刈山 妻と離れて難波の浦で芦を刈る老翁がやがて
妻との再会をはたす夫婦和合の姿をあらわす。
御神体の古衣装は天正銘の小袖で
重要文化財指定。
09 14 伯牙山 琴の名人伯牙が友人鐘子期の死を聞いて、
その琴の弦を断ったという故事。
前懸は慶寿裂の逸品。
10 12 木賊山 わが子を人にさらわれて一人で木賊を刈る
翁をあらわす。御神体は元禄五年の墨書銘をもつ。
11 06 油天神山 油小路通にあり、朱塗りの社殿に天神像を
安置しており、この名で呼ばれている。
12 11 太子山 聖徳太子が四天王寺建立に当り、自ら山中に入って
良材を求めた聖徳太子を祀る。智恵のお守り授与。
宵山に訪れた山鉾
01 10 孟宗山 病身の母を養う孟宗が、雪の中で母の
欲しがる筍を掘りあてた姿をあらわしている。
02 22 岩戸山 天照大神の岩戸隠れの神話で、天照大神、
手力雄尊など三体のご神体を祀るが、
伊弉諾の尊は屋根上に安置している。曳山である。
03 23 船鉾 鉾全体を船の形にしている。舳先には金色の鷁、
船尾には飛龍文の舵をつける。
鉾の上には神功皇后と三神像を祀る。
安産のお守り授与。
04 07 綾傘鉾 大きな傘と棒ふりばやしの行列である。
棒ふりばやしは赤熊をかぶり、棒を持った者が
鉦、太鼓、笛に合わせて踊る。
05 33 大船鉾 神功皇后の説話による凱旋の船鉾。
今年より神面を唐櫃に奉安し、
囃子を伴う「唐櫃巡行」として参加。
06 09 月鉾 鉾頭に新月をつけ、「天王座」には月読尊を祀る。
前懸は一七世紀インド製の優品、軒桁、
四本柱等の飾り金具はいずれも見事なものである。
07 05 函谷鉾 鉾の名は、中国の孟嘗君が家来の鶏の
鳴き声によって函谷関を開けさせ脱出できた
という故事による。
前懸は一六世紀の毛綴で重要文化財。
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