NV ピエール パイヤール
紫ずきんってご存知ですか?1958年に片岡千恵蔵が四変化で活躍する時代劇、かっこよかったですねぇ。ってそれは、“紫頭巾”!そうではなくて、京都の丹波産の黒豆を枝豆に仕立てたもので紫の頭巾をかぶっているような色形なので“紫ずきん”と呼ばれています。お正月のお節料理に入っているふっくらつやつやの黒豆(京都では葡萄のように見えるのでぶどう豆とも言う)、その黒豆を少し早くに収穫して茹でて食べます。とても大きいので茹で時間は10分以上かかることもあり、むちむちして甘味もあって他の枝豆とは違う美味しさです。昔、何とかと言う漫画に“皮が黒ずんでいて、この豆は腐っている!”でも、実は丹波の黒豆云々・・・と登場していました。その頃からすでに京都では食べられていました。京都の秋の味覚の一つ、今では東京のデパートでも見かけるので、是非一度お試しください!そのときは、ワインではなく京都の日本酒で楽しむと、旨味の相乗効果で相性がいいと思います。ビールではちょっと役不足なくらいの濃厚な味ですよ!
[いろいろ]に“紫ずきん”の画像を掲載中です。
レストランのジョエル・ロブションでシャンパーニュと言えばブルーノ・パイヤールと言うくらいに有名なメゾン、その兄弟が造っているのがこのピエール・パイヤールです。まだまだマイナーなので価格は半分くらいで買うことができます。セパージュは、ピノノワール60%シャルドネ40%で標準的なタイプ。色合いは、オレンジ色の見えるイエローカラーで泡立ちは賑やかで長く続く。香りは、白い百合の香り、アカシアの蜂蜜の香り、シトロンやパンプルムースの皮の香り、ミネラルの香り。味わいは、爽やかな酸味がしっかり、ほのかな甘味に、苦味もあり、わずかに渋味も感じられる。深さや広がりは控えめで、爽やかさを中心にこじんまりとまとまったイメージ。余韻もあまり長くないので、やはりアペリティフに向いているチャーミングなシャンパーニュでした。
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