2009 ピノグリ
ホテルオークラ・ガーデンテラスで、美味しい料理をいただき、ワインも飲んで、満腹ほろ酔いで外に出ると、「トーハク140th ANNIVERRSARY“J-WAVE MUSIC CELEBRATION”」のライブ・イベントの真っ最中!“WASABI”(三味線、尺八、和太鼓、琴の男性4人のユニット)が法隆寺宝物館の前の池に浮かべた蝋燭の明かりの中で和の楽器を使い、ジャズのような曲や民謡をポップな感じにアレンジした曲を演奏していて、とっても楽しく聞くことができました。
国立博物館は、一般的な博物館のイメージとは違い、縄文時代からの日本文化を中心とした美術品がほとんどで、どちらかというと美術館的な内容です。あまり時間もなかったので、ゆっくりと観賞というわけにはいきませんでしたが、中にはとっても興味を引くものもあり夜の博物館も十二分に楽しめました。
[いろいろ]に“WASABI”“国立博物館”の画像を掲載中です。
私が好きなアルザスのワイン、主要4品種の中で日本国内で流通しているのはほとんどがリースリングで、次がゲヴュルツトラミネール、ピノグリ、ミュスカの順です。100%ミュスカを飲んだ記憶は3回位しかなく、市場で見かけることはほとんどありません。今回はそのあまり見かけない方のピノグリを使ったワインです。色合いは、濃いめのオレンジ色に近いイエローカラー。香りは、オランジュやパンプルムースのコンフィの香り、大輪のカサブランカのような香り、ミネラルの香りもしっかりと感じます。味わいは、穏やかな酸味と爽やかな酸味があり、柑橘系の果皮の苦味、明らかに残糖度として感じる甘味にわずかな渋味、アルコールのボリューム感もしっかりと感じ、余韻は果実味と甘味と苦味が長く続きます。アルザスの良い造り手は、葡萄本来の糖度をあげるのが上手くワインに直接糖度として残ることがあり、そこがアルザスワインの魅力です。今回の白ワインも、それくらい良い出来の葡萄だったんでしょうね。
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