2010 サヴニエール ロッシュ オー モワンヌ
第1回ロワールワインセミナー その2 “わだえみワインスクール”でのロワールワインセミナー。私が得意とするところの、1050kmにも及ぶ長いロワール川流域のヴァラエティに富んだチャーミングなワイン達、ボルドーやブルゴーニュ、ローヌなどに比べると冷涼な地域なので酸味がしっかりしていたり、軽快な飲み口のワインがたくさんあります。いろいろな品種、グロロー(ロゼダンジュ)、カベルネソーヴィニオン(カベルネダンジュ)、カベルネフラン(シノン)、ミュスカデ(ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ)、シュナンブラン(ヴヴレ)、ソーヴィニオンブラン(プイィ・フュメ)、ピノノワール(サンセール・ロゼ)等々。今回のセミナーでも4品種が登場しました。to be continued
ロワールワインセミナー2 今回のロワールワインセミナーは5種類のワインを試飲していただきました。その第2のアイテム、サヴニエール・ロッシュ・オー・モワンヌ。爽やかさが特徴のロワール地方の中では、重めの白ワイン。フランス3大白ワインの一つサヴニエール・クレ・ド・セランに並ぶ秀逸なAOCです(フランス三大白ワインは、ロワールのクレ・ド・セランに加えて、ブルゴーニュのモンラッシェ、ローヌのシャトー・グリエ)。色合いは、濃いめのゴールドカラー。香りは、ビオディナミ特有の生ゴムや雑木林の土の香り(カブトムシの香りなんて言う表現がピッタリでした)、レモンやライムの果汁の香り、ミネラルの香りもしっかりあり、果実味はありながら熟成したニュアンスも感じられます。味わいは、穏やかな酸味が支配的で、わずかにフレッシュ感や甘味も感じます。広がりや奥行も十分にあり、余韻も長く評価が高いワインでした。生産者のニコラ・ジョリーはビオディナミの旗手で、私達には理解不能な考えで葡萄を栽培しているようです。何度かお会いしてお話は聞きましたが、やっぱり難しい話でした。合わせる料理は、焦がしバターを使った白身魚のムニエルやグルヌイユのフライなんかが美味しく楽しめそうに思いました。
« 桜咲く! | トップページ | 2010 サンセール ロゼ »
「VinBlanc」カテゴリの記事
- 2014 コルトン シャルルマーニュ(2020.12.11)
- 2011 バタールモンラッシェ(2020.02.26)
- 2013 コルトンシャルルマーニュ(2019.10.28)
- 2011 コトー・ヴァロア・アン・プロヴァンス クララ・ルア(2019.05.10)
- 2016 ソアヴェ クラシッコ(2019.02.15)
「Travail」カテゴリの記事
- 1980 リースリング(2013.05.22)
- NV クレマンダルザス(2013.05.21)
- ソムリエになる為に一度は覚えるはずの問題 その03(2013.05.17)
- 2010 ピノノワール(2013.05.16)
- ソムリエになる為に一度は覚えるはずの問題 その02(2013.05.14)
コメント