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2013年桜の京都編1 京都へ行く事になり予定を立てていざ行こうとしたらちょうど桜の時期と重なり、京都は観光シーズンでした。訳あって羽田から大阪伊丹空港まで飛行機で・・・旅客機と言えども飛行機って言うのは機能美にあふれたデザインですね!なんだか見惚れてしまいます。
無事飛び立ち、お天気も良くて窓から見る富士山が素敵!毎回空路の時は富士山を見るのが楽しみで、今回はばっちり!登山道もくっきり写すことができてこの後の旅行もワクワクしてきました。
京都に到着したら、ホテルに荷物を置いて早速行きつけの京料理“くりた”へ!ホテルから近いので、高瀬川沿いを歩いて行きます。途中には桜や山吹が咲き乱れ、いつもながら京都の雅で華やかな雰囲気が漂っています。to be continued
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今回は所用もあり、行程が詰まっていたのでワインを楽しむ時間が少なかったのですが、何本かを楽しめました。その一つ、いつもの京料理“くりた”での2本目に飲んだリースリング。色合いは、まだ緑色の残る淡いイエローカラー。香りは、シトロンやパンプルムースの皮の香り、ミント系フレッシュハーブの香り、複雑性は控えめですが、シンプルで爽やかな香り。味わいは、爽やかな酸味が主体で、わずかに苦味と甘味が感じられます。後味は、キレがよく短め。京料理に合わせても邪魔することなく楽しむことができました。この“くりた”のワインを選ぶにあたっては、私も少し助言させていただいているので、どんなワインがラインナップされるのかとっても楽しみです!
一昨日よりソムリエの装備に新しいアイテムを追加しました!ソムリエナイフと専用のリトーです!リトー(トーション、ナプキン)は、ピノノワールをイメージした赤い地色にソーヴィニオンブランをイメージしたグリーンで“Cahors”と刺繍を入れた私専用。ソムリエナイフは、歴史的な素材をハンドルに使っています。アメリカ独立戦争勝利の時にフランスへの感謝として、ルイ16世と王妃マリー・アントワネットに贈呈されたチューリップツリー(いちい)。その樹は、ヴェルサイユ宮殿内の庭園にあったのですが、1999年に大嵐で倒れてしまいました(樹齢223年)その樹を使って造られているのでマリー・アントワネットモデルと言われている物です。運の良いことにお店でシャトー・マルゴーを抜栓するチャンスがあり、最高の使い始めになりました。手に当たる感じが柔らかくて使いやすく、末永く愛用したいと思いました。良い機会を与えてくださった“アピッツ”代表の大和氏にも感謝です!
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フランス・ボルドーのマルゴー1級のシャトー・マルゴー、五大シャトーの一つです。カベルネソーヴィニヨン75%メルロ20%カベルネフランとプティヴェルドで5%、あまり天候に恵まれない年でしたが、このシャトー・マルゴーのように、カベルネソーヴィニヨンの成熟を待って収穫したシャトーは成功を納めるという難しい年でした。色合いは、紫色が残る濃いガーネットカラー。香りは、ミュールやミルティーユの果汁の香り、若さも感じさせるような獅子唐のような香りも感じ取れます。味わいは、とても果実味が豊かで、しなやかなタンニンもしっかりで穏やかな酸味もチャーミングです。後味には、苦味と渋味が長く続きます。今回このマルゴーをテイスティングして、とっても驚きました!こんなに柔らかいマルゴーは初めて!カベルネソーヴィニヨンの比率からするともっと渋味が強調されているはずですが、2007年とは思えない落ち着きを感じさせます。確かに最近のメドックは、飲みやすくする傾向がより加速されてきていますが、こんなにも穏やかに微笑むマルゴーには驚きです!これからは、メドックのワインの飲み頃の予測を修正しなくてはいけないと感じました。
ソムリエコンクールへ4 有楽町東京国際フォーラムで開催されたソムリエ世界一を決める第14回世界最優秀ソムリエコンクール、私にとっては師でもあるお二人、A.S.I会長の田崎真也氏と副会長のセルジュ・デュプス氏の話から始まりテイスティングやサービスの問題が出されました。課題はサプライズの問題も含めて7問あり
1 男性3人のお客様に対して、3種類のシャンパーニュを選んでサービスをする。
2 男性4人のお客様に対して、7皿の料理に対して白ワイン2種類を含めた5種類のワインをお勧めする。
3 女性2人を含めて8人のお客様に対して、ボルドーワインをデキャンタージュしてサービスする。
4 ワインリストの間違いさがし。
5 4種類のブラインドテイスティング。
6 6種類のワイン以外の飲料のブラインドテイスティング。
7 スライドで映される15名の生産者の名前を答える。
さすがに世界レベルの問題は難しくて、出場者も時間切れになるなど悪戦苦闘されているように見受けられました。母国語以外の言葉を使用するという制約だけで、私にはハードルがとんでもなく高いです。
優勝はスイス代表のパオロ・バッソさん!実技のサービスでは、大変手際よくスピーディーでした。2位になったのは、カナダ代表の初の女性ファイナリストのヴェロニク・リヴェストさん!細かいことに気が付く柔らかな対応が好印象でした。3位は、アルスティード・スピーズさん。私には欠点のない無難なサービスに見えました。誰が優勝するのかわからないような接戦に見えたのは私だけだったのでしょうか?とにもかくにも素晴らしい決勝戦でした!私も以前に日本の予選にエントリーしたことがありますが、全く歯が立つようなレベルではなかったことを記憶しています。また、少し勉強してエントリーしてみようかなぁ・・・?
フランス・ボルドーのポイヤック1級のシャトー・ラトゥール、押しも押されぬボルドー61シャトーの頂点です。色合いは、わずかにオレンジ色が見え始めた濃いめのルビーカラー。香りは、ミュールやミルティーユのコンフィチュールのような香りが濃厚、少しだけ若さも感じさせるような青っぽい香りも感じ取れます。味わいは、果実味が豊かで、穏やかな酸味がしっかり、苦味とこなれた渋味もまだ十分にあります。余韻もエスプレッソにクリームを入れたようなニュアンスの香りが長く続きます。ソムリエコンクールで優勝したかのような堂々とした実力を備えながら優雅で豪華な味わいを持つ赤ワインでした。
ソムリエコンクールへ3 ソムリエ世界一を決める第14回世界最優秀ソムリエコンクールが、有楽町東京国際フォーラムで開催され、私も3人のファイナリストの激闘の場に立ち会うことができました。今回初の女性ファイナリストを含めて3人の公開決勝を最初から優勝者の発表までを興味深く、自分が参加しているような気持になりながら見ることができて大変勉強になりました。ソムリエの資格試験とは比べ物にならない知識が要求されますから、皆さん凄いですね!to be continued
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フランス・ボルドーのマルゴー村2級のパルメ、1級の実力があると言われながら100年以上格付けが見直されていないので未だ2級に甘んじています。ソムリエ・コンクールのように新たに格付けされたら1級に格上げされるのでしょうか?色合いは、紫色の見える濃いガーネットカラー。香りは、ミュールやミルティーユの香りが濃厚、まだまだ若さを感じさせるピーマンのような香りも感じ取れます。味わいは、あふれるような果実味に、穏やかな酸味がしっかり、苦味と渋味も十分あります。余韻もエスプレッソのような苦味と香りが長く続きます。1級のシャトーと渡り合える実力を感じる豪華なニュアンスを持つ赤ワインでした。
ソムリエコンクールへ2 有楽町国際フォーラムにて“再発見!「日本の食卓」 TASTING FESTA「和魂洋才」”のイベントに、美味しいワインと美味しい料理のマリアージュを楽しむために参加!この日は日本ソムリエ協会会員(同伴者も含む)限定でテイスティンググラスがお土産についています(前日の一般向けイベントとは違うグラスでロゴも違うものが入っています)。どの料理もさすがに一流!とっても美味しいものばかり(少し塩分の多いものもありましたが)ついついワインが進んでしまいます。この後の大切な公開審査の観戦がなければずっと食べて飲んでいたいような楽しいイベントでした。to be continued
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この日のイベントでは、新しいアイテムを披露する場として利用しているインポーターもいて、目新しいワインを見かけることもあり、良い勉強の機会でもあります。最近は日本向けとして開発され和食との相性が良い物も増えてきました。この“わ”もそんなタイプです。色合いは、輝きのある淡いイエローカラー。香りは、シトロンやパンプルムースの皮の爽やかな香りとフレッシュハーブの香り、ミネラルの香りもしっかりと感じます。味わいは、爽やかな酸味と共に穏やかな酸味もあり、わずかに苦味も感じます。余韻は短めでキレがよく快適な飲み心地です。和食のどんなシーンともマリアージュが良さそうな白ワインでした。
ソムリエコンクールへ1 先日行われた世界最優秀ソムリエコンクールの決勝に先立ち、公開審査の会場と同じ有楽町国際フォーラムで、“再発見!「日本の食卓」 TASTING FESTA「和魂洋才」”と言うイベントが行われました。せっかくですから、公開審査の前に美味しいワインと美味しい料理のマリアージュを楽しむためにこのイベントに参加!一流飲食店の料理と500種類を超えるワインや日本酒などを楽しめるとあって、結構混雑していました。to be continued
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この日に供されていたワインや日本酒は、有料のものもあれば無料の物もあり、意外と高いものもあったりして(特にシャンパーニュ)選ぶのも一苦労。結局は良く知っているインポーターと無料のところで飲み物を調達。その中でエチケットをもらう位に気に入ったのが、シャンパーニュではメジャーなモエ・エ・シャンドンがオーストラリアで造っているスパークリングワイン。色合いは、輝きのある鮮やかなロゼカラーで、泡立ちは賑やかです。香りは、シトロンやパンプルムースの果汁の爽やかな香りとフランボワーズやフレーズのような香りに、ミネラルの香りも感じます。味わいは、爽やかな酸味と穏やかな酸味が混在し、わずかに苦味と渋味を感じます。余韻も程よくあり快適な飲み心地です。料理の邪魔をしない使い勝手の良いスパークリングワインでした。
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