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フランスのボルドーのペサックレオニャン地区にシャトー・オーブリオンがあります。メドック以外から唯一、ボルドー61シャトーの最高峰の一つに選ばれたこのシャトー・オーブリオンのセカンドワイン。2007年にル・バーンズ・ド・シャトーオーブリオンからル・クラレンス・ド・オーブリオンに名称を変更しています。
ぺサックレオニャンの最上級の赤ワイン、シャトー・オーブリオンのセカンドで比較的気軽に楽しめるお値打ち価格です。色合いは、エッジに紫色が見える濃いガーネットカラー。香りは、ミュールやミルティーユの果汁の香り、エキゾティックなスパイスの香り、わずかにヴァニラの香りも感じられます。味わいは、豊かな果実味、穏やかな酸味、シルキーなタンニンも豊富、広がりがありコクも感じます。余韻は心地よくとても長く続きます。もう少し熟成が可能だと思いますが、十分飲み頃に達していて快適な味わいの赤ワインでした。
フランスのボルドーのサンテミリオン地区にシンデレラワインと呼ばれるシャトー・ヴァランドローがあり、今回のワインはかつてそのセカンドと呼ばれたヴィルジニー・ド・ヴァランドロー。現在では新しく区画を分け与えられて独立した存在になった銘柄です。(じゃあヴァランドローのセカンドがそのうちでてくるんだろうなぁ・・・)
サンテミリオンでも最上級の赤ワインの一つ、高価になり過ぎたヴァランドローに替わって、比較的気軽に楽しめるお値打ち価格です。色合いは、エッジに紫色を残した濃いルビーカラー。香りは、ミュールやミルティーユの果汁の香り、エキゾティックなシナモンやクローヴなどのスパイスの香り、わずかにヴァニラの香りも感じられます。味わいは、果実味がとても豊か、穏やかな酸味と苦味と渋味が複雑に入り混じり、深さと広がりを十二分に感じます。豊かな味わいは将来性があり、余韻もとても長く続きます。もう少し熟成が必要とも思われ、飲み頃まではあと数年待たなければいけないかもしれません。
今日は“キートス”でのワインデーです。もちろんワインやフードのコーディネートも私が担当、11か国、50種類、32品種(主要品種のみのカウントで)。スパークリングに白、ロゼ、赤、さらに酒精強化ワインもありますよ!ソムリエ呼称資格認定試験一次試験が終わったので、合格した方にはとても良い勉強になると思います。これだけのワインが並べば、ソムリエ資格に興味がない方でも一見の価値ありです。他には、フロマージュに切りたての生ハムだけでなく、“オリーブのマリネSP”“元祖ベーコンの赤ワイン煮”もご用意しました。ワイン好きの方、これからワインと親しくなろうと思っている方、とってもお勧めですので、ぜひお越しください。お待ちしてまーす!
ワイン業界では、旧世界と新世界と言うワイン生産国の分け方をしています。フランスやイタリア、ドイツ、スペインなどのヨーロッパのほとんどのワイン生産国が旧世界。アメリカやオーストラリア、ニュージーランド、チリなど日本を含めたワイン生産新興国が新世界。まだまだ中国やインドなどワイン生産国が増えそうな勢いです。
新世界のワイン生産国の一つ、アルゼンチンのスパークリングワインです。生産地はアルゼンチン最大の産地メンドーサ、標高800mを超える高地で栽培されたシャルドネ70%ピノノワール30%、メトー・ド・トラディジョナル(シャンパーニュと同じ造り方)で生産されています。色合いは、濃いめのイエローカラー、泡立ちは賑やかです。香りは、パンプルムースやシトロンの果汁の香り。わずかにミネラルやハーブの香り。味わいは、爽やかな酸味が豊か、甘味はほとんど感じられなく、わずかに苦味と渋味があり、シンプルながら味わいにもボリューム感があります。相対的に爽やかで飲み心地よく、気軽に楽しめるスパークリングワインです。
今年初挑戦の梅干しが出来上がりました! 2Lの南高梅と塩だけで作った本物の梅干しです(最近は調味液に漬け込んだ梅漬けばかりで、本物の梅干しは見られなくなってしまいました)。作る前は難しそうなので躊躇していましたが、実際には簡単楽々で完成、これならもっと前から作るべきだったと悔やんでいます。作り方は、よく洗ってヘタを取り除いた梅に重量比20%の塩をまぶして、重量比200%の重石をして2か月、梅酢を取り除いて土用に5日間干しました。出来上がった梅酢はサラダのドレッシングにしようかと思っています。この自家製梅干しは期待以上の味わい、塩が効いて酸っぱい昔ながらの梅干しは最高です!
画像を[いろいろ]“梅干し”に掲載中です!
これくらいモダンなエチケットはそうはないでしょうねぇ!日本のサッカー選手がボトルからエチケットまでプロデュースしたというランブルスコです。Bacio(イタリア語でキス)なんだか少しエロティックでインパクトのあるエチケットですね。
ランブルスコ種100%であまり甘くない微発泡性の赤ワインです。色合いは、濃いめのガーネットカラー、泡立ちは賑やかです。香りは、フレッシュなスリーズやフレーズの華やかな香り、わずかにミネラルの香りとキャンディーの香り、香りのボリューム感も豊かです。味わいは、口の中で弾ける炭酸が楽しく、爽やかな酸味と穏やかな酸味が良い飲み心地。わずかに苦味と渋味も感じます。ピザだけでなくトマトを使ったチキンの軽い煮込み料理にも良く合いそうな赤ワインでした。
シャンパーニュセミナーは、いろいろなパターンで行われていますが、今回のような同じ造り手で3品種のテイスティングができるのはあまり見かけられません。品種別で醸造しそのまま、それを製品としてリリースするケースが少ないので、ルイキャステールを見つけることができなければ成立しなかったのでしょうね。
こちらはピノノワール100%のロゼ。色合いは、濃いめのオレンジ系ロゼカラー、泡立ちは穏やかで長く続きます。香りは、フレッシュなフランボワーズやフレーズの香り、わずかにミネラルの香りもあり、香りのレベルは高く豊かです。味わいは、爽やかな酸味が支配的で、ほのかな甘味、苦味や渋味も少し感じられボリューム感もしっかりあります。煮込んだ肉料理や網焼きの牛肉などともマリアージュが良さそうです。
シャンパーニュは奥行きが深いので、セミナーのネタは尽きません。また違うテーマで開催したいなぁ・・・(プレスティージュなんか楽しそうですね)
ルイ・キャステールは、ヴァル・ド・ラ・マルヌ地区のダムリ村に石灰を含む粘土質土壌の7.5haの畑を持ち、平均樹齢は20年と少し若め、品質の向上を常に考えている造り手のようで、好感を持ちます。もう少しモダンなエチケットであればもっと売れそうな気もしますが・・・
こちらはピノムニエ100%のブランドノワール。色合いは、濃いめのゴールドカラー、泡立ちは穏やかで長く続きます。香りは、ルビーカラーのパンプルムースの果汁の香り、わずかにフレーズやミュールのような赤色系ベリーの香り、ミネラルの香りも存在し、香りのボリューム感は3種の中でもっともふくよかです。味わいは、爽やかな酸味が支配的、わずかに苦味と渋味が存在し、フレッシュ感に加えてボリューム感も豊かです。トマトを使った軽い煮込み料理に良く合いそうなシャンパーニュでした。
このシャンパーニュの造り手のルイ・キャステールは、17世紀から続く葡萄栽培農家が1899年にシャンパーニュの醸造を開始、1944年にブランドを立ち上げた伝統のあるメゾン。レコルタンマニュピランとして続けてきたものの生産が追い付かなくなり、1985年にネゴシアンマニュピランに転向するほどの評判の良いメゾンです。
こちらはピノノワール100%のブランドノワール。色合いは、濃いめのゴールドカラー、泡立ちは少し賑やかで長く続きます。香りは、パンプルムースの果汁の香りに加えてフランボワーズのような赤色系ベリーの香り、わずかにミネラルの香り、香りのボリューム感はブランドブランよりはしっかりあります。味わいは、爽やかな酸味が支配的、わずかに苦味と渋味が存在し、フレッシュ感と共にエレガントな落ち着きを感じます。生ハムやドライトマトとのマリアージュが良さそうなシャンパーニュでした。
以前に私が講師としてシャンパーニュのセミナーを開催した時の事。シャルドネ、ピノノワール、ピノムニエを混醸せずにそれぞれ単一品種100%でリリースしているシャンパーニュメゾンを見つけました。この造り手は、マロラクティック醗酵をせず、さらに新樽を使用しないので品種の特徴を感じ取るには最適です。セミナーの内容としてはとっても良い選択でした。
最初は、シャルドネ100%のブランドブラン。色合いは、淡いゴールドカラー、泡立ちは少し賑やかで長く続きます。香りは、パンプルムースやシトロンの果汁の香り、ミネラルの香り、香りのボリューム感は控えめ。味わいは、爽やかな酸味が支配的で、フレッシュ感がとても心地よく感じられます。ストレートに素直なシャルドネを味わっているような感覚でした。アペリティフ向きかなぁ?
友人と行った中華料理屋さんにはまって、もう4回目。そろそろ行きつけの中華屋さんになりつつあります。どの料理も味付けが控えめで、あまり濃くなくて、油の使用も多くないのが、通う理由の一因かと思います。自分で作るとうまくいかないのがなぜだろうと思うくらいに素材が活かされています。もちろん高級中華ほどではないのですが、これだけ美味しければ十二分に☆をつけたいと思います。今回美味しかったのはこの画像の五目かたやきそば! あぁ、また紹興酒飲むの忘れたぁ・・・
画像を[いろいろ]“行きつけの中華”に掲載中です!
暑いですねぇ!その暑い中、今年もソムリエ資格呼称認定試験の一次試験があります。受験生の勉強も佳境に入って、毎日テキストやテストにと頑張っています。全員合格すると良いなぁ・・・
さて、2014年8月の予定です。まだ未定の部分があって確定には至りませんが・・・
8月の予定・・・
赤い印はお休みです。
青い印はキートスのワインデー
緑の印はキートスには常駐していませんが、近くに居りますのでワインのご用命があれば駆けつけます!
黄の印はイベントなどで私はキートスへ行く事ができません。
それ以外の日は、ダイニングバー“キートス”でお目にかかることができます!メニューにもないワインと合わせて、数々のワインを取り揃えておりますので、どうぞお越しくださいませ!
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