2008 ムルソー
ブルゴーニュ地方は、まるで戦国時代の日本のように、多くの著名な造り手がひしめいています。私は、織田信長はDRC、豊臣秀吉はアンリ・ジャイエ、徳川家康はルロワに例えてみたいですね。土地の利を生かした栽培方法や品種で様々なワインを生みだしています。このコントラフォンも素晴らしい造り手、さしずめ前田利家と言ったところでしょうか・・・
シャルドネ100%で造られるムルソーは、バターやクロワッサンの香りがすると言われるように、濃厚な香りでファンを魅了しています。色合いは、わずかにオレンジ色が見え始めたイエローカラー。香りは、よく熟した黄桃やドライなアプリコットのような香り、醗酵バターやヴァニラの香り、濃厚な香りが印象的。味わいは、穏やかな酸味が支配的、旨味が強く、柔らかい苦味がほどよく余韻になり、とても快適な味わい。広がりや奥行もしっかりあるので、重厚な味わいは特筆すべき出来栄えです。少し冷やして酸味を楽しんだ後、どんどん盛り上がっていく重厚さを楽しんでみたい白ワインでした。
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